20090408
リニューアルした『スタジオボイス』のミニマル特集号を立ち読み。デザインは革新的なリニューアルなのかもしれないけど、内容のほうは旧態依然の予定調和っぷりで、読んでていらいらです。新連載に、菊地成孔×湯山玲子、辛酸なめ子、Chim↑Pom、中原昌也とか。とくに、中原昌也のいつもの中原節が巻末に何ページもだらだらと載っているのは、いかにも「サブカル」業界的なくささを出してしまっていて、どうかと思う。対してChim↑Pomは1ページのみで、話題になったから一応目配せしとくって感じですよね(Chim↑Pomなら太田出版の『本人 vol.9』や『クイックジャパン』のほうが全然いい)。新しくはじまった埋もれた名盤コーナーは『G-Modern』の焼き直しだし、豊田道倫のレビューに松本亀吉とかって、単なるサブカル条件反射な人選でしかない。ひっかかりをまったく感じさせない、異物が紛れ込んでいない雑誌はつまらない。
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