◆はじめて一人で車運転。バックの駐車がうまくできない。
◆夜中自転車で走ってたら警察に捕まって、生まれて初めてパトカーに乗ったよ。ポイント→きちんとライトを点けて走ろう。
◆友人と港北警察署へ。両手の指紋と、正面横向き斜め向きの写真を撮られる。身長と靴のサイズも計った。これって前科がついたことになるの?
◆「がんばらナイト」聞き逃す。くそ。
◆ 久しぶりに青空。
◆ また麻原の何かがあるらしくTVは特別報道番組。
◆ 創立記念日で大学は休みだけど、じてんこがないので出かける気力が出ない。 やっぱ、人間に一番あう乗り物は自転車だ。でも日本の道は自転車が走るのには適してない。特に段差をなんとかしてくれ、と、なんとなく最近拾った「DENIM」を読んだら、段差は目の見えない人の為に作ってあるという記事があって、なるほど、と納得するが、でも結局車が悪いんだよね。それより悪いのは車を作り続けるメーカーだけど。昨日、銭湯の帰りにコンビニでソフトクリームたべながら歩いてたら、警官が駐車違反を取り締まってたが、そういうことをする前に駐車違反の多くなる原因を絶つべきだ。結果の場だけでなんとかしようとしたって駄目だね。チェホフの短編集を読むべし。
◆ 寝る前に、ゴールデンウィーク中に100円で買った吉野朔美『いたいけな瞳(1)』を読む。そういえば『少年は荒野をめざす』全巻そろってんのに未だに読んでない。ま、読まんでも傑作だってことは分っかってっけどね。
◆ 竹満徹の『FIELD OF MILLOR 2』を聞きながら眠る。高橋悠治の演奏するこのCDより、『竹満徹ピアノ作品集』の方が好きなんだけど。
◆『URECCO』を読み返したら、沢木毅彦のAV女優インタビューコーナーが素晴らしいことに気付いた。今でも続いてるのかな。最近見てないから知らない。
◆「がんばらナイト」録音。
◆弁当箱の蓋と本体でパコパコ音を鳴らして誰かを驚かせた罪で死刑になる夢をみた。なんなんだ。
◆馬淵英里何って、デビューした当時と今じゃ全然印象が違う。前、上岡龍太郎の番組に出たときは、なんかきゃぴきゃぴしてて「松本人志と結婚したい」とか言ってたし、雑誌のマゴギャル特集で「自分でも変わってるって思う。好きな男の子は顔はきれいじゃないけど、ムチャおもしろくて変な人やし。おかま系の人も大好き。」とか言ってたけど、今じゃすげー落ち着いてて大人って感じだ。特にオリーブ1996年1月3日号なんて、「これまで、自分が何かできなきゃいけないって、すごくあせってたんですよ。でも、最近思うのは、どんなことでもマニアのままじゃいけないってこと。マニアの時点で語るってのは、平面的に過ぎないですよね。研究者って立体的にみてるでしょ。だから、無理して自分の首しめるようなことしないで、17歳なら17歳らしくありたいなって思えるようになったんです。」「今は若いって事だけで好き放題できるじゃないですか。でも、10年後だったら、少なくとも自分で決めたことはちゃんとできる人になっていたいです」ととても17歳とは思えん発言。さらに最近のTVブロスによると「最近気になる人は千原兄弟、高野悦子、ゴダール」だって。『二十歳の原点』読んでるアイドルなんて聞いたことないぞ。高野悦子とゴダールが並んだらかなりやばいんじゃないの。ところで千原兄弟ってだれ? 情報もとむ。
◆ ちなみに『オリーブ』1月3日号は広末涼子のベストショットもある。素晴らしい。
◆冷蔵庫の中の肉にかびが生えた夢をみる。
◆ 名作「魔法のキモチ」(広末涼子主役)観てたらビデオデッキが壊れて、テープがからまって泣く。
◆涼Chanのために、S-VHSデッキ買う。金がぐーんと減る。バイトしなきゃ。
◆朝ごはん食べたら、なぜだかやたらのどが乾いて「HI−C レモンれもん」を1缶飲んだら、すごい下痢に。死ぬかと思った。こーいうとき一人暮らしはつらい。 おかげで午前中の授業出られず。 そのかわりに「夕食ばんざい」で、つぶやきシローの料理とは思えん料理が見れたから、まあいいか。
◆ 2年前、しゃぶしゃぶ屋の肉で食中毒にかかったとき、めちゃくちゃ苦しかったけど、回復するときはめちゃくちゃ気持ちよくて、将来医者になろうと思ったが、時すでにおそし。あの体験を小学生の頃にしていたら、マジで医者目指したかも。
◆ 「ジェルメールは病気になりました。そして今ではもう回復期に入っています。
回復期というものは、それより前の健康な時よりも、いっそう気持ちの楽しいものです」(「少年少女」アナトール・フランス)
◆ 夜中、うちのすぐ近くで警官が自転車とバイクの取り締まりをしていた。
◆ コンビニで、「UP TO BOY」買う。広末涼子の特大ポスターつき。
◆あごが横にはずれる夢をみた。痛くて目が覚めて、寝るとまた、あごがはずれて目が覚める。これを何十回か繰り返した。
◆ 有楽町シネマへ、ヌーベル・ピンク特集を見に行く。
◆ 帰りに渋谷レコファンでジョルジュ・ドルリューのCDを、タワーレコードで大友良英とヤマンタカEYEの共演ライブシングルと、メルツバウのライブアルバム買う。アルビン・ルーシェの昔のレコードとかまで売ってて驚いた。 ジョルジュ・ドルリューはワンパターンだ。モリコーネも小室哲哉もワンパターンだが、だからこそ売れるのだろう。
◆ 六本木へ『ケス』を見に行ったついでにWAVEへ寄ったら、MAINのCDが売ってた。持ってないひとは、すぐ買いに行くべし。
◆ コンビニで「JUNON」買う。コンビにで買うと紙袋に入れてくれないからヤダ。
◆ なんか最近虫が涌いてきたな。暑い。
◆ なぜだか「朝まで生テレビ」をみてしまった。あいかわらずくだらない。
◆ 夕飯作るとき換気扇のひもを引っぱったら、換気扇が落ちてきて驚いた。一瞬何が起きたか分からなかった。
◆ 「将太の寿司」見る。まさか小橋めぐみが死ぬとは。 ハッピーエンドで終らないので、感心した。 「お兄ちゃん聞こえるよ。菜の花の声が聞こえる」。 それにしても杉本哲太の悪役ぶりがいいなあ。
◆今月の映画↓
◆『20世紀ノスタルジア』監・原将人はいつ完成するんだ? 広末涼子の成長を追って撮られていることにおいて、傑作にならざるを得ない、傑作であることを宿命付けられた映画だ。早く観たいぞ。
◆26日、テアトル新宿での日本映画プロフェッショナル大賞にて↓
◆『日本製少年』。監・及川中、出・大沢樹生・嶋田加織。 この日は吉野公佳と石橋凌と大沢樹生がゲストで、さすが元光GENJIなだけあってファンがたくさんいたが、ゲストトークが終わると「映画観る?」「観ない観ない」と帰っていった。おかげでいい席で映画観られた。『日本製少年』は、あまりにも分かり易すぎてつまらなかったな。これ観るなら、岡崎京子とかのマンガのほうがおもしろいし、時間がかからん。
◆『新・悲しきヒットマン』監・望月六郎、出・石橋凌。 映画はいいんだけどタイトルどうにかなんないんだろうか。ラストで、「まいど」と石橋凌を殺す殺し屋がGOOD。望月六郎は金髪だった。
◆『すけべてんこもり』監・瀬々敬久、出・河名麻衣 この日観た5本の映画の中でいちばん良かった。ラストが訳わかんなくて。ゴダールとフェリーニが合体した感じ。95年の日本映画ナンバー1。そういえば国映の女の社長がゲストにきてた。あと、若松孝二がちょっとしゃべった。若松孝二の『俺は手を汚す』という本は昔読んだ。どっか、オールナイトで若松孝二特集やんないかなぁ。
◆『終わらないSEX』監・瀬々敬久。 前の日に観た『メロデ』(監・風間志織)とラストが似ているような気がした。また新しくはじまるんだっていうラスト。『メロデ』が現実でポジティブなのに対して、『終わらないSEX』のラストは、現実だか幻だかわかんないとこがいいね。ストップモーションが良かった。
◆『冬の河童』監・風間志織。 おいらの後ろに座ってた、ピンクがかかったとき笑った女二人組は、この映画が目当てらしい。どうも録音してたみたいだ。しかし、映画録音してどーすんだ? 「どーせアップリンクあたりからビデオでるよ」と言ってあげたかったな。まずオープニングのグリーグにしびれた。おいら、こういうオープニング大好き。デレク・ジャーマンの『ヴィトゲンシュタイン』[IMDb]もだから好き。だけど『ヴィトゲンシュタイン』って必ず中盤あたりで寝ちゃうんだよな、2回観たけど2回とも。『冬の河童』は寝なかった。長かったけど。
現代の複雑な関係性の場の雰囲気を作り出すためには、これくらいの長さが必要か。昔の映画は、こいつが悪役でこいつがいい人で、とか説明しなくても観客は分かってた。そういうのを解体させてったら、長くなるか短くなるかしかない。風間志織はゲストにきてて、客席から女の人の声で「志織ちゃーん」と声がかかってた。男だったらおもろかったのに。
◆それにしてもピンク映画はおもしろい。池袋文芸座でやったニューウェーブ・ピンク特集のサトウトシキ監督を観に言ったけど、5本ともタイプが違って5本とも傑作だったもん。笑うとこでは、観客がみんな笑ってたし。『ペッティング・レズ性感帯(原題・ナオミ)』なんて、とても日本映画とは思えないほど色が鮮やかで、テンポが良くて、笑えるとこはあるし、内容はいいし、完璧な映画だ。もう10回は観たい。ビデオ化されてないんだろうか。誰かおしえて。
◆『ロングバケーション』広末涼子出演。 木村拓哉の生徒で、シャ乱Qが好きな女の子役。涼ぴんホントはジュディマリが好きなんだけどね。 このドラマ、バックにやたらドビュシッーとかメジャーな曲がかかっててつまらん。木村拓哉が涼ぴんにプレゼントしたCDはグールドだし。グールドが気にくわないんじゃなくて、グールドにしとけば通ぽくっていいだろうってのがみえみえでヤダ。まぁ、おいらもグールド好きだけど。とくにブラームスの『間奏曲集』の1、2曲目はコピーしたし。和音ずらすとことか。
◆『リバー・ランズ・スルー・イット』。 [IMDb]。結構泣ける。弟(ブラッド・ビッド)が死ぬのがいい。どうも、おいら死ぬ映画が好きみたいだ。
◆『田園に死す』音・J.A.シーザー。 リリー・フランキーが、顔が好きだと『ぴあ』で書いてた寺山修司監督。ラストだけどっかで前に見てて驚きが半減した。『サイコ』[IMDb]も1観る前に2観ちゃったし。ついてない。
◆『功殻機動隊』監・押井守、音・川井憲次。 ラストの街の俯瞰ショットが気にくわん。ああいう終わりにしたいのは分かる。でも、やっぱあの終わりはやだな。押井守にしては分かり易すぎる。分かりやすい符号がちりばめられている。WIRED JAPANのインタビュー。ALLESのインタビュー
◆『黙秘』音・ダニー・エルフマン。 [IMDb]。スティーブン・キング原作じゃ、どうせまたつまんねんだろなと思ったら、これがおもしろい。スティーブン・キングの映画化はつまらないのが定石なのに。唯一ダニー・エルフマンが・・・。やっぱ、ティム・バートンと組まないと駄目だなぁ。
◆『女教師』脚・村上修。 『イグアナの娘』でも教師役やってる小松みゆき主演。だけど、宝田誠明がいい演技してた。「あなたのことは愛してる。だけど恋をしたのよ」。脚本の村上修は『新・百合族』もやってる。『新・百合族』は傑作。バックに流れる『花の街』(だったっけ? 確か団イクマ作曲の)が美しい。特に、ラストシーンは必見。ときどき、ラストだけ観てる。
◆『水の中の8月』監・石井聰互。篠山紀信に「バルテュスの絵から抜け出たような」といわしめた(なぜかTVドラマでは悪役が多い)小嶺麗奈主演。偶然にも『女教師』に出てた宝田誠明も出演。タイトル聞いたときは関川夏央の同名小説が原作なんかと思ったら全然違う。SFなんだけど、SF映画じゃない。凄い青春映画だ。青春映画って青春だけ描いて終わるのが普通だけど、この映画はもう二人が死ぬまで描いちゃう。『時をかける少女』でラスト原田知世が年くって出てきたけど、おいらは『水の中の八月』のほうが好きだ。とにかく『水の中の8月』はLDを買わねば。デッキもってないけど。レンタルビデオ屋にポスターがあったけど、あのポスターはデザインが悪い。小嶺麗奈という娘は撮り方によって顔が変わる。
◆『すもももも』監・今関あきよし、出・持出真樹 すももの赤がきれいだ。我ながらくだらない感想だ。『フルーツ・バスケット』はビデオ化されてんのか?『フルーツ・バスケット』見たいよー。
◆『沙粧妙子最後の事件(7、8話)』 出・広末涼子。広末の完璧な演技を見よ。このドラマはあと浅野温子と柳葉敏郎のめちゃ臭い演技を笑え。で、このドラマのラストどうなったんだか、誰か教えてちょ。
◆『未来は今』。サム・ライミがアイデアだしたんだろうなぁってとこを見分けるのがサム・ライミのフリークには楽しい。
◆『Blue』。 このビデオ観るなら、山本直樹の原作を3回読め。ついでに森山塔のエロマンガを読み返して、それに大島弓子の影響を感じたら大島弓子を読み返せ。
◆『新世紀エヴァンゲリオン GENESSIS1』。 テレビで途中から魅始めたときは、なんて静かなアニメなんだ、と感動したけど、このビデオ観たら、始めの方は結構普通のアニメだったんだね。最終回は賛否両論らしいけど、ほんとのラストはLDで発売って事は、TVはLDの宣伝か? 全部観てないからはっきりいえないけど、同じテーマなら『イグアナの娘』の方が重要な作品だと思うけどね。『エヴァ』はアニメってとこがみそなんだろうけど。
◆『天使のはらわた 赤い目暈』 監・石井隆、出・竹中直人。ラストのテネシーワルツに泣け。
◆『ピアニストを撃て』。 トリュフォーとドルリューの最高傑作は『恋のエチュード』だ。『恋のエチュード』原作の日本誤訳はないんだろうか。読みたい。どっかジョルジュ・ドルリューのホームページないかなぁ。モリコーネのはあるらしい。でここにみっけ。
◆『人肉饅頭』。そんなにうまいのか? 人肉饅頭。
◆『ある日どこかで』原・リチャード・マシスン。 [IMDb]。 これも原作が読みたいのだが手に入らない。登場する教授の名前がジャック・フィニィで、分かる人はニヤリとするだろう。時間ものラヴストーリーの傑作。この映画以降のジョン・バリーの音楽はそのバリエーションにしか聞こえん。『マスカレード』とか『チャーリー』とか。『チャーリー』の音楽はなめてるとしか思えん。クリストファー・リーブは下半身不随だっけ。ジェーン・シーモアの相変わらず美しい姿は、NHKで放送してるドラマ『ドクター・クイン』で見られる。もちろんビデオ録ってるよ。
◆『君に捧げるレクイエム』。 ジェーン・シーモアのベッドシーンがみどころ。
◆有楽町シネマでのヌーベル・ピンクの旗手たち↓
◆『課外授業・暴行』(原題『羽田へ行ってみろ そこでは海賊になったガキどもが今やと出発を待っている』)監・瀬々敬久。 『すけべてんこもり』(原題『End Of the World』)と並んで瀬々監督の傑作。2回観てしまった。2回ともラストの『GOOD LUCK JAPAN』の科白にしびれた。 あと、女子校生役の子()がよかった。とくに冒頭の車の中での目の動きが最高。おいらにとっては、この映画のラストはゴダールの『女と男のいる舗道』を凌ぐ。
◆『田代水絵/ザ・本番アクメ』(原題『おいしい水の作り方』)監・サトウトシキ。 サトウ監督の中では異色作だろう。ベッケットの劇を思わせる。
◆『ハードフォーカス・盗聴』(原題『失楽園測量地図』)監・佐藤寿保 推理物。ラストのどんでん返しと、飛び降り少女が素晴らしい。
◆『監禁・ワイセツな前技』(原題『最後の弾丸』)監・佐野和宏。 やっぱり最後死んじゃうんだなあ。いいなぁ。
◆『ケス』監・ケン・ローチ。 シネ・ヴィヴァン六本木にて。ミニシアターは映画が見にくい。画面が小さい上に前に人が座ると見えない。それになぜか座り心地が良くない。きれいなだけだ。『ケス』は地味でいい映画。オリバー・ソトーンが好きな人には絶対向かないでしょう。ラストがお涙頂だいになっていないので偉い。こういう映画撮るには勇気がいる。 パンフレットの荒川洋治の詩より・ 「 ぼくらはみな、この少年だったのだ。/ 街のガラスにはうつらない、きれいな秘密をもち、/それを翼のようにあたためていた。/ より小さな生物を愛して、空を見上げた」。最後の「空を見上げた」ってのが泣ける。
◆ 『天井桟敷の人々』監・マルセル・カルネ。 2回目。確か文春の洋画アンケ−トで一位だった。てことはまあ無難な作品。こんな長い映画2回も見るこたないけど、無難だからこそ何回も観てしまうというのもある。ウッディ・アレンの映画とかそうだ。『ハンナとその姉妹』はめちゃくちゃ好きだけど。
6/1996
ISHIHARA, Shingo
shingoo@lily.sannet.ne.jp