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根本敬
sorry,
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根本敬 『映像夜間中学』-----------------------------------
いま思い出し中。メモっときゃよかった。
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3月28日 UPLINK FACTORY
marini monteany
marini monteany イラスト作品展
『home』-----------------------------------
サイトの紹介によると「多摩美術大学生でイラストレーターとしても活躍中の野田智裕さんと、フリーのイラストレーターとして活躍中の篠崎真裕さんの男女2人のユニット」。
デザインフェスタで記帳したら案内が送られてきたので出かけた。
デザインフェスタはコミケの美術版みたいな感じのイベント。ブースに分かれて、大勢の出展者がポストカードとか手作りのオブジェなどを売る。参加者は美術系の専門学校や大学生が多いのかな。
出展されている作品は、ミクロでみればそれぞれ違うが、マクロでみればだいたい同じ印象のデザインフェスタで、marini monteanyの絵は、独自の作風をかろうじて確立しているので目に付いた。
かわいいだけでない、どこか影のある作風に心引かれるところがある。
多く描かれるのは不機嫌な表情の子供たち。外へ向かって媚びていないのが良い。子供だからって笑ってばかりいられないのだ。
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3月11-29日 立川ブラインド銀座ショールーム
工藤礼子
工藤礼子 『夜の稲』-----------------------------------
現
MAHER SHALAL HASH BAZ マヘル・シャラル・ハシュ・バズの工藤礼子ソロ2作目。
例えば幼い頃に爪弾いたバイエルの響き、いつも繰り返し読んだ絵本。それでいて、濃厚な死のイメージも際立って。マンガで言えば
冬野さほのような。
私の葬式のときはこれを流してください。けっして
一青窈など流さないで下さい。
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2000年発売 majikick records
坂本真綾
坂本真綾 『DIVE』-----------------------------------
いつにまにかこのページもたくさんの
アンテナに補足されるようになった。ありがとうございます。なかに坂本真綾の曲名から名前をとった
私は丘の上から花瓶を投げるという真綾系アンテナにもなぜか補足されているようだ。はて、過去に坂本真綾について書いたことはなかったはずだが、なぜオイラが真綾萌えだと分かってしまったのでしょうか。
声優さんはあまり聴かないが、坂本真綾はよく聴くなんて言うと、アニメはあまり見ないのに
細田守演出回は見るとか、エロマンガはあまり読まないけど
町田ひらくは読む(これは過去、
永山薫と
枡野浩一の間で論争みたくなりました、懐かしいー)とかと同じようないいとこどりみたいで、濃い声優好きのみなさんに怒られそうで気が引けてしまうなあ。とりあえずあやまっておこう、すいません。
坂本真綾の魅力をいくつか。まずかわいい、歌い方にヘンな癖がない、詞がかろうじて応援ソングに堕していない。そしてプロデューサー
菅野よう子の作曲編曲がとてつもなく素晴らしい、とこんなところでしょうか。菅野よう子は本当に良いメロディーメーカーで、アルバム最後に収録の「DIVE」なんて、一時期頭から離れなくて、いつも鼻歌で歌っていました。
渡辺等、
今堀恒雄、
菊地成孔といった面々も参加しているので、そーいう方面が好きな人にもおすすめです。
あと声優さんだと
千葉千恵巳も好きです。とくに
くじらの
杉林恭雄が作詞作曲編曲を手がける『クルミ』
[amzn]は名盤だと思います。
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1998年12月発売 [amzn]
香港漫画
Wendy Siuyi Wong 『Hong Kong Comics : A History of Manhua』-----------------------------------
Okimi's topicsの2003/3/7の項を読んで、すぐさま注文。
第二次大戦後の香港では、労働者階級や子供たちの間でもっともポピュラーなメディアがマンガだった。これはその香港マンガの歴史をジャンル別に俯瞰した本。1000点以上もの図版は眺めるだけで楽しい。(左の表紙をクリックすると、ちょこっと内容見られます)。
近年では
大友克洋、
池上遼一の影響というのはやっぱり大きいのだなあ。
おもしろかったのが『小流民』という、子供たちが悪い大人と戦うらしきマンガの表紙。多分
『バイオレンス・ジャック』の序盤みたいな話なのかな。
↑左下の少年、イイ顔でにやけすぎ。
↑刺しすぎ。容赦ない。刺されてる男、なぜだか嬉しそう。
↑刺されすぎ。
黒ヒゲ危機一髪?
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2002年5月発行 Chronicle Books
[amzn]
永江孝志
永江孝志 『OK MUSICS』-----------------------------------
OK ミュージック・ボール率いる永江孝志の宅録作品集。
永江孝志が京都のブライアン・ウィルソンって、いままでピンとこなかったが、なるほどこれはブライアン・ウィルソン直系だ。
バンドスタイルの『Da Da Conne』
[amzn]も相当な傑作だが、これもかなりのものです。才能あるなあ。
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2000年11月発売 [amzn]
TODAY
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YO-KING presents『TODAY』 出演*
YO-KING奥田民生theピーズ(オープニングアクト
detroit7)
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夜勤明けで爆眠するも、なんとか15時30分くらいに起きて、ライブだからコンタクトを入れて家を出た。
ハイロウズのライブで眼鏡が歪んでいらい、ライブんときはいつもコンタクトだ。志木から池袋へ、池袋からりんかい線直通の埼京線で東京テレポート駅まで一時間くらい。
ヴィーナスフォートとかいうショッピングモールの「KOBARA HETTA」というそのまんまの店名の店で「かつDON アンチョビのバターソースかけ」などという気色悪いものを食す。けっこううまかった。
開場より30分くらい遅れてzepp tokyoへ。こんな副都心にまでダフ屋がいた。会場はすごい人で「すごい人がいるなぁ」と呑気に感心していたら、いきなりピーズ!! うおー。なんとか前の方へ行こうとしたが、区切りの柵が多くてなかなか進めず。柵多すぎ!! 曲は「生きのばし」「どこへも帰らない」「底なし」「ブリロー」「無力」「ヒッピー」「サイナラ」「ゴーラン」「グライダー」「とどめをハデにくれ」。「ヒッピー」と「サイナラ」でYO-KINGがハープで参加。ピーズを観れるなんて夢のようだ。ハルは「幸せだ」と何度も言っていた。俺も幸せだ。幸せだからあっという間に時間が過ぎ、いつもの締めの「グライダー」。「ああ、『グライダー』ってことはもう終わりか」と思ったら、ドンドコドンドコとシンイチロウのドラムが。フェイントで「とどめをハデにくれ」 キタ ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━ !!!!! (とか書いてるから、どこかのページで
2chで書き込みしてるって言われるんだろうけど、してませんYO) 一緒に行った連れは
ユニコーンに青春を捧げたクチで、とくにピーズファンでないのだが、「ハルかっこいー。王子様に見えた」とトチ狂った。ずいぶん年くって貧乏くさい王子だが。
二番手、奥田民生。もっとゆったりしているのかと思ったら、思ったより激しい演奏。ピックを客席にいっぱい投げていた。
演奏合間に、隣にいた婦女子たちが金八再放送について話し合い。みんなみてるのだなあ。
YO-KINGバンドは、ベースに
フラワーカンパニーズのグレート前川、ドラムは元
チェンバロのデューク・アイプチ。グレート前川がホントに楽しそうにベースを弾いていて良かった。
ラストはハル、シンイチロウ、YO-KING、奥田民生による共演。古いロックの曲をそれぞれボーカルで三曲。ベーシックな教養ないので、曲名は分かりません。なぜかまた民生はピックをばらまいていた。いつもあんなにばらまくのだろうか。
そして、YO-KINGの名曲「人間はもう終わりだ」で締め。この面子で「人間はもう終わりだ」を聞くなんて、もうこの先一生なさそう。
「いつか死ぬ いつかゼッタイ死ぬ」なんて歌いながら、YO-KINGもハルも民生もそうそうくたばりそうもねえ。「人間はもう終わりだ」って、そう簡単に終わりはしねえ。「人生というものはダラダラと始まり、そしてズルズルと終わる」(
殿山泰司)。バカばっかやってだらだらだらだら続いてくんだ。ズルズル生きのばすんだ。そんでまあ、とりあえず労働しようぜ、死なねー程度に。
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2003年3月8日 zepp tokyo
ナンシー関
ナンシー関+
リリー・フランキー 『リリー&ナンシーの小さなスナック』-----------------------------------
雑誌
『CREA』掲載の対談。
リリー・フランキー曰く「一度引っ越そうと決めると、もう何でも今の所でやるのがツラくなってくる。昨日も
優香のグラビアをスクラップしようとして『ああ、新しい所でゆっくりやりたい』とか思って、やめてしまったり」
あの歳になって、まだ優香のスクラップをしているなんて、ロックだなあ。こーいうダメなオトナはなんか信用できる。
このあいだ本棚の上につんでいた昔の広末スクラップが頭上に落ちてきて、久々に中を見たら、まぶしかった。ドキドキした。思わず昨日、オクションで
『20世紀ノスタルジア』のサントラを落札してしまった。
若い頃はオパーイ好きの自分を肯定できなかったが、もう今では堂々と自分はオパーイ星人あるいはパイダーマンなんだと全面肯定できる。
歳をとるって、こういうことなのかもしれん、とこの本を読んで、歳のとり方について思いを巡らしました。
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2002年12月発行 文藝春秋 [bk1・amzn]
秋山駿
秋山駿 『簡単な生活者の意見』-----------------------------------
ニューアカと無縁で、デリダやフーコーに負債のないエクリチュールを持つ批評家のなかでも、秋山駿はとくにひっかかっている存在で、大学時代、川崎の工場で肉体労働の帰り、川崎駅近くのいまどき珍しい古本屋らしい古本屋で『内部の人間』を買って読み始めたものの、そのときは途中で挫折してしまった。今回和光駅裏の古本屋の百円棚で手に入れたこの本を読んでみたら、これが予想外におもしろくて意外なほど。秋山駿の本のなかではマイナーなのか、書名で
google検索したら4件しかヒットせず、すべてが古書目録だった。でも『内部の人間』よりおもしれーんじゃないかと思う。
「本当に楽しかった日なぞ、一日だってなかった」「一様に社会に対してよい事しか言わぬ
小田実の弟子たちによって、私はこの場所から追放されるだろう」「資源を大切にする? そうか! それならばどうか、人間を大切にして下さい。それから、コインロッカーにそっと赤ん坊の死体を入れる未婚の母親も大切にして下さい。彼等は人間なのだから。そして世界の将来や、人類の未来や、われわれの明日の運命が気にかかる、などという人は、どうか彼等にお金を分けてやってください」
ちょこっと抜き出してみたけれど、まあ、全篇こんな感じである。
読んでいて思い起こしたのが、
中原昌也である。例えば
これ。あるいは『SPA!』で連載している、「金がない」「ほんとに金がないんだよ!!」といった個人的な愚痴兼用の映画評。ためしに
中原昌也+秋山駿で検索したがもちろんヒットなし。中原昌也の先達として秋山駿を探索し始めようと思った。秋山駿は中原昌也について何か書いているのだろうか。気になる。
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1988年1月発行 小沢書店
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→ HIPHOPでなごり雪 カルスタもこれは無視したいんじゃないだろうか
→ 何故人間の右の掌には"ラ"という文字が刻まれているの?
→ 石原まこちん、『小学5年生』に登場。
- 寝ようと思ったが、唐沢俊一氏の町山智浩批判について考えていたら、眠れなくなった。カンタン系(3/1の項)や、特殊伝言板の書き込みでほとんど言い尽くされているが、自分も一応書いておく(以下敬称略)。
まず発端の持永昌也の記事の画像(ギャグだとしたらまったく面白くないし、本気だとしたらただのバカである。たぶん「おれはこんなひねくれた見方できるもんね」ってことなんだろうが)。で、次にこれが町山智浩による反論。で、それに対する唐沢俊一のコメント(2/27,28の項)。気になってしまうのが、唐突とも思える「正義」論である。
唐沢俊一は、町山の行為を「それは、正義である。テロ行為へのアメリカの報復が正義であることと同様」と、単純にアメリカの「正義」と結び付けてしまう。でも「正義」をこんな簡単に連結してしまっていいの?
正義ってひとつだけじゃない。そのときそのときの権力関係や文脈によって違ってくるし、そもそも正義なんて、それぞれの欲望の問題なんだから、言葉が一緒だからって同じってことはない。町山の「正義」とアメリカの「正義」は全く別の種類だ。例えば、ヒットラーのユダヤ人に対する殲滅行為も、反対に、ユダヤ人のナチスに対する抵抗も、どちらも同じ「正義」の名のもとの出来事だろう。でもこのふたつの正義の質はまったく違う。
じゃあ、誰がその質の違いを決めるのか。究極的には誰も決められやしない。だからといって全部同じなんて、そんな乱暴な短絡はただの思考停止ではないか。そして、同じ穴のムジナなんだから、「(町山には)少なくともブッシュ政権のイラク攻撃を非難する権利はない」なんて抑圧的な物言いはサイアクではないか。ときどきこーいう言い方をするんだ、オタク先行世代は。
まあ、町山側に問題があるとすれば、どうしても弱い者いじめに見えてしまうってことだけど、これはしょうがないよなぁ。
- 今日の左川ちか。「私の写真」
突然電話が来たので村人は驚きました。
ではどこかへ移住しなければならないのですか。
村長さんはあわてて青い上着を脱ぎました。
やはりお母さんの小遣簿はたしかだったのです。
さやうなら青い村よ! 夏は川のやうにまたあの人たちを追ひかけてゆきました。
たれもゐないステーションへ赤いシヤツポの雄鶏が下車しました。
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→ 知人と立ち話中、突然
→ 町山智浩「お笑いゲリラ、マイケル・ムーアを直撃!」 ブロス廃刊かなあ。唐沢俊一は見当違いなことを(2/27,28参照)。
→ お相撲さんのまわしは一度も洗わないの? マンボウは水槽にぶつかるとどうなるの?(如月十九日その弐)
- きのうの「レディース4」で、ついに高崎一郎降板ですよ。もうあの「Good afternoon ladies! This is your program Ladies4」は聞けないのです。そして今日は、大容量で食べても食べても終わらないベビースターの餃子味と明太子味をほおばりつつ、「王様のブランチ」を見て「湯原麻利絵萌えー」とつぶやき、「いかん『萌えー』なんて口に出すとバカっぽすぎる」でも「やっぱモエー」とブツブツ言いいながら、『実録GON!戦士たち』[amzn]を読んだりした。なにかもっと有意義に人生を過ごしたいものだ。
- ってことで、左川ちかの詩を入力していくことにする。私家版でも入力されていくようだが、自分も写したくなった。1936年死亡だから著作権も切れているし、『左川ちか全詩集』はなかなか手に入りにくい詩集だろうし、なにより彼女の詩は素晴らしい。
「昆虫」
昆虫が電流のような速度で繁殖した。
地殻の腫物をなめつくした。
美麗な衣装を裏返して、都会の夜は女のやうに眠つた。
私はいま殻を乾す。
鱗のやうな皮膚は金属のやうに冷たいのである。
顔半面を塗りつぶしたこの秘密をたれもしつてはゐないのだ。
夜は、盗まれた表情を自由に廻転さす痣のある女を有頂天にする。
「朝のパン」
朝、私は窓から逃走する幾人もの友等を見る。
緑色の虫の誘惑。果樹園では靴下をぬがされた女が殺される。朝は果樹園のうしろからシルクハットをかぶってついてくる。緑色に印刷した新聞紙をかかへて。
つひに私も丘を降りなければならない。
街のカフエは美しい硝子の球体で麦色の液の中に男等の一群が溺死してゐる。
彼等の衣服が液の中にひろがる。
モノクルのマダムは最後の麺麭を引きむしつて投げつける。
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