良かれ悪しかれ-経過報告[2003/01]

望月花梨『鍵』
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こじれた中学生たちを描かせたら天下一品の望月花梨、13冊目の単行本。
思春期って雑草の草いきれだな。想いが交錯してムンムンする。
収録は「鍵」「アルカロイド」「呼吸」「夜夜中」「犬と夏服」。それぞれタイトルもセンスがいい。
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2003年1月発行白泉社 [bk1･amzn]

0130 thu.

→ 感性メール
→ 血書きメール
→ 立ちションメール
→ ゾンビメール
→ 詩でメシの食える数少ない詩人谷川俊太郎の書店
→ 耄碌して日本回帰の村上隆ヴィトンバッグ。早すぎじゃねーの。
→ BSマンガ夜話に『魁!! クロマティ高校』
→ さよならナンバーガール

0116 thu.

→ 鍵ハモで、武満さんの素晴らしさが分かった - 野村誠
→ クンニは情報の海 - リリーフランキー
→ 紙のバイク

0115 wed.

→ 羽良多平吉展＠クリエイションギャラリーG8 1/31まで
→ いましろたかし&朝倉世界一サイン会
→ タイムカプセルの中身
→ エロスと果て、絶巓なMorton Feldman
→ KINTAMA UDON
→ 意外と小さいことにこだわる男
佇んでいる猫は賢そうにみえるが、佇んでいるハムスターはただのバカにしかみえないことに気づく。
金欠だからもう今月は本を買わないと12日に書いたにも関わらず、さっそく今日またブクッオフにいってしまった。年末の大掃除でもちこまれた本がそろそろ棚に出ているかと思ったが、たいして収穫はなかった。そもそも「欲しい本なんてありませんようにありませんようにありませんように」と祈りながら棚を見てたんだから、あたりまえか。ブックオフ総合スレに、「カゴいっぱい買うと業者とみなされ目をつけられる」というような書き込みがあって、それなら自分もそう思われてるのかもしれん。いやーん。以下、買った本。全部百円。
山口泉『星屑のオペラ』
近田春夫『考えるヒット5 大きくふたつに分けるとすれば』[bk1･amzn]
西澤保彦『転・送・密・室』[bk1･amzn]    このシリーズ、要するに『きまぐれオレンジロード』だよね。
アラン・アーキン『カウンセリング熊』    タイトル買い。なんだよ、カウンセリング熊って!! 笑った。レオナルド熊と語感が似てる。
三浦俊彦『サプリメント戦争』[bk1･amzn]
松本大洋『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』[amzn]
モンテ・メリック『シェルター』    ぐぐってみたら7件しかヒットしない。少年ものの名作だと思う。
小林カツ代『おなかがすく話』[bk1･amzn]    カツ代はいい文章を書くよね。息子のケンタロウはどうなんだろ?
小森健太朗『眠れぬイヴの夜』[bk1･amzn]    メタミステリーももう手詰まりだよな。
井田真木子『かくしてバンドは鳴りやまず』[bk1･amzn]    絶筆。これからってときに死んじゃた。いつまでも沢木耕太郎に大きい顔させてちゃイカン。
荒木経惟『天才アラーキー写真ノ方法』[bk1･amzn]    アラーキーの語り下ろしものはやたらめったらおもしろい。
アマゾンのアソシエイトで、このページからOKミュージック・ボール『Da Da Conne』[amzn]を買ってくれた人がいる。おいらの口車に乗って買った人がいるなんて、驚いた。ありがとうございます。気に入ってもらえたんだろうか。

0112 sun.

→ 足立正生×四方田犬彦トークショー＋上映会
→ シチュアシオニストと現在を考える＠スペースAK
→ 良いのか悪いのか判断に苦しむ、やたら長くて陰気なタイトル
→ 傑作『死んでしまったら私のことなど誰も話さない』のアグスティン・ディアス・ヤネス監督の新作＠シネセゾン渋谷1/25～
→ 小林亜星写真集
→ 矢作俊彦がスクウォット(空家占拠)!! さすが
同居人とその友人Nさんと新宿へ。アニエスb.(なんでブランド系のページはいきなりShockwaveとかFlashばっかなんだ、ヤメレ)の特別セール。あまり安くはなかった。きのうオナラをしたら、勢いあまって実も出てしまったことをNさんにバラされて恥ずかしい。男の人はよくあるらしいよ、って慰められたけど、よくあるの? オイラきのうがはじめての体験だった。
今日は金があるので、かねてから欲しかったインパクト出版から出ているシチュアシオニストの高い本[bk1]でも買ってやろうか、と意気込んで模索舎へいったが、目当てのものはなかった。(独自ドメインでやってる割には地味なページだなぁ。模索舎らしいといえばらしいが)。でも1万円ぐらい買ってしまった。さいきん散財続きなので、もう今月は本を買わない。読みに徹する。(きっと)

シャドウ・ワーク研究会『シャドウ・ワーカー通信 vol.5』
フェミニズム系でイチバンおもしろいミニコミ。今売りの『現代思想』もフェミニズム特集(トランスナショナル・フェミニズムだってYO)だが、ジャーゴンで埋め尽くされたそんなんより、こっちのほうが全然いいから、買い。

『anise』2003年冬号
レズビアン、バイセクシュアル、セクシュアルマイノリティのための雑誌。レズビアンカップル・インタビューの「Hの頻度と役割は?」の質問に「一緒にいる時ならいつも。バリタチ&バリネコで、満足してます」って、すがすがしく満足してるので、買い。森奈津子の小説もあるので、買い。

うえのしげと『ふとんのきもち』[bk1]
「くるしいこともたのしいこともふとんはなんでもしっている」で、もちろん、買い。上野茂都は『布団が俺を呼んでいる』[amzn]というタイトルのCDもオフノートから出していて、ほんとうにふとんが大好きなんだなあ。上野茂都はゲルニカで有名な上野耕路の弟さん。美術作家兼歌手。日本映画データベースによると、風間志織監督『冬の河童』で彫刻を担当したりしているらしいが、でもあの映画に彫刻なんて出てきたっけかなあ?

嗚呼!!情熱実験つみつくり『'02 つみほろぼし 2002自主法政祭号』
貧乏人新聞かと思った。全貧連(貧乳でなくて貧乏の貧ね)の播いた種は、確実に花開いているようだってことで、買い。

日本消費者連盟『アムウェイ商法の手口と問題点』増補改訂版
パラパラめくっていたら「むりやりワサビを口に」って記述が目についたので、買い。

『別冊車掌2』単行本『鈴木さんの本』[bk1･amzn]創作マル秘日記
塔島ひろみ編集発行のミニコミ。文体って言葉は塔島ひろみのためにあるんじゃねーかってほど心酔しているオイラなので、もちろん買い。

『車掌17号の祖母』
表紙に「修学旅行がきらいだったみんな死んじゃえばいいと思った」。裏表紙は、孫「おばあちゃんの口はなんでくさいの?」祖母「修学旅行に行ったから」。孫「おばあちゃんはどうしておむつをしているの?」、祖母「修学旅行に行ったから」。孫「おばあちゃんはなんでいつまでも生きてるの?」、祖母「修学旅行に行ったから」。文句なしで買い。

向井孝『「黒」パンフシリーズ暴力論ノート非暴力直接行動とは何か』
黒ってのはもちろん黒旗の黒ね。ベンヤミンが引用されてないので、買い。暴力論ってえと決まってベンヤミンっていうワンパターンはどうかと思う。あと、これ、最後の一冊だったんで、買い。

『情況』特集・コロニアリズム・ポストコロニアリズム
『情況』なんて埼玉の田舎には売ってないので買い。スガ秀美が「大学に知の可能性はあるか」って対談で「まず図書館を開放しろと思うよね。国民だけじゃないや、日本にいる人間全部にね。区の図書館なんかそれをやってホームレスの溜まり場になってるわけだ。そこで、ヤンキーに殺されちゃったりするけどさ。大学の図書館もそこからやればいいと思う」って、いいこと言ってるので買い。

『Stage』vol.4
南Q太インタビューで、南Q太の顔写真や全身写真が載っていて、彼女のこーいう写真ははじめて見た。珍しいんじゃねーだろうか、ってことで買い。いま最新号の目次をwebでみたら、和合亮一が連載してんのね、知らなかった。和合亮一の詩がいくつかここで読めます。「バンザイ、バンザイ、バンザイ！」、「事件」、嗚呼素晴らしい。

『点取り占い讀本尋常科用』
「現在の版元であるワカエ紙工（株）の重井様に、ホームページや同人誌などに本文や写真などを転載してもいいですか？と伺ったところ
『君が買ったものなら構わないよ 10点』
とのありがたいお言葉をいただき、多くを掲載するに至った」。ワカエ紙工のイキな答えに感動して、買い。

『モテない問題を考える会通信』第13号
モテないので、買い。

あと、思いっきり「ボランティア」にケンカ売ってる中野敏男『大塚久雄と丸山真男』[bk1･amzn]も欲しかったけど、もう金がないので、撤退。
帰りにセブンイレブンで、『家庭ミステリー』2月号を買う。コンビニでよく売っている、主婦向けの分厚いマンガ雑誌。内容は嫁姑問題、夫婦問題、ご近所問題といった生活感あふれるもの。セカイ系の正反対といえる。レディコミから分化して発生したんだろうか? センスの悪い(よく言えばキッチュな?)表紙が特徴。この手のマンガ雑誌はけっこうたくさん出ているけど、読んで感想をアップするということは誰もやってないんじゃないか。いま『ご近所スキャンダル』でググってみたけど、やっぱりなかった。クラスマガジンであると仮定して、この手のマンガ誌を、ちょっと丹念に読んでいこうかと思う。

0111 sat.

→ 『魂のアソコ』追加上映
→ ジョージ・ロイ・ヒル死去
→ 容赦ない石川忠司の書評道場
→ ブリトニーのオパーイを豊胸シリコンでイパーイに
中野のまんだらけで買い物。
天久聖一・タナカカツキ『ブッチュくんオール百科』[amzn]
金平守人『金平劇場』
タカハシマコ『女の子は特別教』[bk1･amzn]
オオシマヒロユキ(原作・猪原大介)『下町狂い咲きキネマ』[bk1･amzn]
たくまる圭『吉浦大漁節』[bk1･amzn]
逆柱いみり『ケキャール社顛末記』[amzn]
谷岡ヤスジ『アギャキャーマン!!傑作選』[bk1･amzn] いままでずっとアギャ「ギ」ャーマンだと思ってた。勘違い。まぁ、どっちでもいいんだが。
新田たつお『本能児のぶなが』『ザ・助清』
ブクオッフ早稲田通り店。毎度のことだがマンガ以外は百円。
中山昌亮『レネゲイド』[bk1･amzn]
呪みちる『青空の悪魔円盤』[bk1･amzn]
山本ルンルン『シトラス学園』[bk1･amzn]
中原みすず『初恋』[bk1]
宇佐美游『十歳の戦慄』[bk1･amzn]
小金井通介『娯楽小説合気腕の男(1)』自費出版?　タイトルが良い。合気道修行の結果、指、掌、手首を中心とする前腕部分が特に逞しく発達した腕、「合気腕」を持つ男が、恋人を事故で失い、試合相手を死亡させ渡米。在民間諜報員との対決、もちろん美女との恋愛ありの波乱万丈のドラマが展開するらしいのだが、１巻はまだ人物紹介の段階らしい。全何巻あるんだろうか。おもしろそうだが、でも読んだらたぶんつまらないんだろうな。でもこーいう怪しそうな本があるから、ブクオフ通いはやめられない。
タコシェで『空耳アワー辞典 10th Anniversary 』を購入。限定1500部で、もう在庫少量だそう。過去十年の空耳データがアーティスト順にぎっしり。U2には空耳の存在する曲が3曲ある。空耳は「このやろ～! くすぐってぇ～!」「歩きましょう!」「演じる演じるデブ」「予想狂うわ」だ。その曲の収録アルバム、レコード番号、聞こえる時間までわかって、なんて便利!! 例えば、いま開いた113頁に載っている空耳は、「おじいちゃ～ん!! ザッボーン!!」「その毛見えた～!!」「あっ乳輪……巨乳っすね!」「だ、だ、誰から?」「あのイボ痔あのイボ痔ああぁぁ～」「塩水飲まねぇ～」「きつく踏んじゃ痛い痛い痛い」「スウォッチか!」。空耳をただ眺めているだけで楽しい。労作。
BOX東中野で、『home』を観る。ひきこもりで家庭内暴力の兄と、鬱病の母のいる家へ、カメラをもって帰郷する弟。弟の介入によって最終的には、兄はひきこもりから脱する。劇場に入りきれないくらいの観客だった。客層は3、40代くらいの母親が多いか。引きこもりの子どもがいるのだろうか。

例えば家賃収入とかネット関係の収入かなにかで、外へ出て働かなくても、有り余るほど金が入ってきて、老後の心配なんて全然ないよ、って環境でひきこもっている人を「ひきこもり」と呼ぶだろうか。6ヶ月以上家から出ないという定義からすればひきこもりだろうが、でもこーいう場合はひきこもりと呼びにくいと思う。つまり、ひきこもり自体はまったく悪いことでもなんでもなくて、そこから派生する経済(商品化されない身体なんて資本にとってはまったく有害)とか、家族を含む人間関係(うちの子は普通じゃない、いやだわ)とかの問題だろう。だからひきこもり自体を「病気」として分別して、治療対象にするっていう今の方向は、フーコーの言うような、知と権力の結託に陥ってるんじゃねーのか。

0110 fri.

→ ガッツ石松のホームページ　OK牧場！
→ 自己と貨幣における「せき立て」の機能
→ オズ・ディスク10周年記念スペシャル・プログラム＠2/11渋谷クアトロ
朝、テレビからコンポステラが流れてきたので、なにかと見たら、テレ朝の「スーパーモーニング」で、ホームレスの越冬取材。ちょっとホームレスに話をきくだけではなく、新宿連絡会に密着していて、テレビのホームレス特集にしてはけっこうよくできた出来。音楽にコンポステラを使ってるってことは、作ってるひとたち、けっこう「分かってる」人たちだろう。越冬ライブで、丸めがねの人がサックス吹いてるシーンがほんの一瞬だけ映って、梅津和時かなと思って調べたら、やっぱりそうだった。ロフトでやる江戸アケミ十三回忌に梅津和時が出ないのは意外だった。じゃがたらのある部分を受け継いで今でもやってるのって、梅津和時だと思うんだが。

二十歳くらいの若者が、会社に解雇されて、会社の寮に住んでいたから、住むとこがなくなって、新宿公園でホームレスというのが紹介されていた。この短絡はなんなんだろうか。ちょっとの間くらい、泊めてくれる友人とかいないのだろうか。周りに迷惑をかけたくないってことなんだろうか。でもそれくらいの迷惑ならかけていいんじゃねーのか。すぐにホームレスになっちゃうっていうこの短絡さ加減、自己と世界の間に緩衝物がないっていうのは、もしかしてセカイ系のはなしと絡んでくるような気もする。
買い物。ブクオーフみずほ台店で。マンガ以外は全部百円。
坂井恵理『ラブホルモン』[bk1･amzn]
川津健二朗(らーかいらむ?)『のーぶら(1)』[bk1･amzn]
近藤るるる『たかまれ! タカマル(1)』[bk1･amzn]
岡崎二郎『時の添乗員(1)』[bk1･amzn]
金平守人『かねひらだもの』[amzn]
久米田康治『かってに改蔵(2)』[bk1･amzn]
篠房六郎『篠房六郎短編集こども生物兵器』[bk1･amzn]
魚喃キリコ『strawberry shortcakes』[bk1･amzn]
渡辺啓助『ネメクモア』[bk1･amzn]
デービッド・ジェームズ・スミス『子どもを殺す子どもたち』[bk1･amzn]
保坂和志『残響』[bk1･amzn]
飯島耕一『暗殺百美人』[bk1･amzn]
辻征夫『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』[amzn]
島秋人『遺愛集』[bk1･amzn]
ナンシー関・高橋洋二『ヴィンテージ・ギャグの世界』[amzn]
都築響一『珍日本紀行西日本編』[bk1･amzn]
増子二郎『ポストガール』[bk1･amzn]
養老孟司『カミとヒトの解剖学』[bk1･amzn]
竹熊健太郎『私とハルマゲドン』[bk1･amzn]
南伸坊『対岸の家事』[bk1･amzn]
新刊を志木旭屋で。今日は新書で攻めてみた。宮本みち子『若者が「社会的弱者」に転落する』[bk1･amzn]も欲しかったが、なかった。あと筑摩文庫でギー+ドゥボールの『スペクタクルの社会』[bk1･amzn]なんてのが出ていて驚いた。
内田樹『寝ながら学べる構造主義』[bk1･amzn]
野矢茂樹『無限論の教室』[bk1･amzn]
上野俊哉・毛利嘉孝『実践カルチュラル・スタディーズ』[bk1･amzn]
内田百閒『サラサーテの盤』[bk1]
『世界』2月号初めて買った。特集の「現代貧乏物語」がおもしろそうだったので。→目次
 しりあがり寿『コイソモレ先生』[bk1･amzn]
西沢雅野『イボ記』[bk1･amzn]
都築響一『珍日本紀行西日本編』[bk1･amzn]読了。わざとやってるのかどうだか、すごく無茶な造本が内容に合っている。それにしてもこの厚さにこの紙は無茶だ。読んでるうちに、ページがどんどん剥がれ落ちていく。

0108 wed.

→ 讃岐うどんブーム、続々と異業種参入　本業は衣料や古本    おとなしく古本売っとけ。
→ MEGUMIが3月に歌手デビュー
→ 寝る場所ほしさ、新宿区役所に包丁持って侵入の男を逮捕    オチが良い。
→ 日本映画を国がすべて保存    ピンク映画は除外だろうけど。
→ 「はだしのゲン」最萌えコマ大賞２００２
→ ｢何で撮るの!｣里佳子キレた    あー、もう。うっとうしいなぁ、里佳子とか向井亜紀とか。子どもをダシにするな。
→ のどに詰まったもちを、家族が掃除機で吸引、助かる     自然淘汰だから安らかに逝かせてあげて!!
→ 西原理恵子、ゴージャス松野、キャンディ・ミルキィ、卯月妙子の座談会
→ 特殊壁紙
メモ。次回『おジャ魔女どれみドッカ～ン！』は細田守演出回。
『MSXマガジン』付録のシールをWindy Paradoxのロゴ部分に重ねて貼ってみさらした。
ジャガー堂で注文を受けた清原なつの『空の色水の青』(この単行本は絶版だが、ハヤカワ文庫『私の保健室へおいで…』[bk1･amzn]で読める)、『東京キューティーズ』[アトリエサード]を発送。オックショーンで、大竹伸朗『art randam』[京都書院]、木村敏『人と人との間』[bk1･amzn]と、高橋悠治『高橋悠治リアルタイム3 クセナキス・マセダ』[amzn]とピーズのビデオを二本落札。ハリーパーチCD13枚は入札するか否か迷いどころ。
やっとリトルカブのオイル交換完了。初めてだから手間取った。

0105 sun.

→ 網走監獄キャラメル
→ 乳頭
→ 「火星人に追われていた」
→ ひつじ?
古本メタ検索にザ・古書追加。おすすめにknakamuraさんの投稿追加。マンガリンクに病人の病院とひとりで勝手にマンガ夜話を追加。

0104 sat.

→ 福本伸行も昔は低姿勢
→ 蛭子能収初監督作品
もう正月は終わりだ!!
代官山のアランジアロンゾ初売りへ。長蛇の列に「うげー」っと引き返す。渋谷へ出てまんだらけ。マンガの棚には人がいなくて、おもちゃとかグッズ類のところには人がわんさか。マンガ人口が減っているなと実感。もうみんなマンガでさえ読まないんだろうか。この世にはおもしろいマンガが、まだまだたくさんあるのに、もったいない。たくさんありすぎて、読みきれないほどだ。下記の買い物リストのマンガだって、濃ゆいマンガ読みからすれば、いまさら買ってんのかよって感じだろう。まだまだ、まだまだだぁ。

咲坂伊緒『バイバイ、リトル。』[bk1･amzn]   アルコと並んで、別マ新保守系の一押しとここで紹介されていたので。
羽海野チカ『ハチミツとクローバー(2)』[bk1･amzn]
中森清子『ふたりぼっちの朝』   前に買った『おしるこあんみつところてん』がぶっとんでいたので。
朝倉世界一『地獄のサラミちゃん(1)』[bk1･amzn]
祭丘ヒデユキ『コングラッチュレイプ』[amzn]
上連雀三平『アナル・ジャスティス肉棒射精編』[amzn]   前作の「素敵‥‥ホワイトクリスマスだね」には痺れまくり。
山川直人『ナルミさん愛してる』[bk1･amzn]
TAGRO『宇宙賃貸サルガッ荘(1)』[bk1･amzn]
瓦敬助『菜々子さん的な日常』[amzn]

誰かに貸したままどこかへいってしまった坂口尚『12色物語』[bk1･amzn]が売っていたので、買いなおそうかと思ったが、それならチクマ秀版社の『坂口尚短編集』を買ったほうがいいか、と思ってやめた。チクマ秀版社の『坂口尚短編集』はあまり売れていなくて、続刊が危ぶまれているらしいので、坂口尚はオリジナル単行本でほぼコンプリートしているが、それでもまとめて買おうと決意。このページを今読んでいるような人は、もちろん買ってあげてください。
ディスクユニオンで、土龍団のいい仕事シリーズ(と勝手に名付けている)の一枚『大橋巨泉プレー・ボーイ入門』を購入。こーいうのは買えるうちに買っとかないと。
パルコ3のシネクイントで、『刑務所の中』鑑賞。花輪和一の原作は巻末解説で呉智英が書いていたように、刑務所の実態を告発とかいうような反権力イデオロギーとは無縁の快作で、それを忠実に映画化。ここまで原作の雰囲気を壊さない映画化って珍しい。冒頭、河原でのサバイバルゲームで、主人公の第一声が「いいなぁ、ベトナムみたいだ」ってんだから、もうイデオロギーもくそもない。ただ山崎努演じる花輪和一が、麦飯に醤油かけて「いいなあ、うまいなあ」、懲罰房に入れられて「充実してるなぁ、いいなぁ」と、刑務所生活をやたら満喫しているポストモダーンな映画。パンフは高い割に内容なし。
今夜終了のオークションで、武満・高橋・一柳『オーケストラル・スペース』、宮沢正一『人中間』『宮沢正一の世界』、『キリストは馬小屋で生まれた』、入札しようかどうしようか。宮沢正一は、梅津和時『大仕事アンコール'94LIVE』で「キリストは馬小屋で生まれた」を知久寿焼がカヴァーしているのを聴いてから、どうにも気になっていて、「ぼく頭が悪くて見せられてもわからない　ぼく頭が悪くて感じること少ない」って歌詞とメロディがこびりついて離れないんだ。

0102 thu.

→ 水木しげるの絵馬つき
→ 盗難住基データ、小学生が川から発見
→ マエストロー!! 顔、顔!!
→ 幻冬舎コミック2月刊行予定にあびゅうきょ『晴れた日に絶望が見える』
→ 寝転んで本を読む    いまだこれがベストっていう姿勢が見つからない。
今日の買物。正月ってこんなに閑だったっけ？　あんまり閑なんで、ブクーオフ朝霞台店へ。いつもと同じく夜12時までやってるかと思いきや、正月だから早く終了するらしく、入店したとたん蛍の光が流れてきた。慌ててざっとマンガの棚を見て数冊買う。
木村文『Happy Birthday to ME!』[bk1･amzn]
小坂俊史『ひがわり娘(1)』[bk1･amzn]
ジョージ秋山『生きなさいキキ(4)』[bk1･amzn]
二宮ひかる『復讐のように』[bk1･amzn]
TKD×竹谷州史『LAZREZ(2)』[bk1･amzn]
正月特典のださいバックカバーをもらって、ブクオフをそそくさと出て、志木駅近くの古本市場へ。
ユーキあきら『内気なゴースト』[amzn]
あきの香奈『メープルシュガー』[fukkan.com]
片岡吉乃『go on, baby!』[bk1･amzn]
緑川ゆき『あかく咲く声(3)』[bk1･amzn]
大竹とも『今はサヨナラ』[bk1･amzn]
神田森莉『墓場教室』　(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
松本零士『銀河鉄道999(18)』[amzn]
竹美家らら『On Your Mark』[bk1･amzn]
紺野キタ『田園少年』[bk1･amzn]
羽海野チカ『ハチミツとクローバー(1)』[bk1･amzn]
ラフィク・シャミ、酒寄進一訳『蝿の乳しぼり』[bk1]
高田文夫『ヨイショの達人』
大槻ケンヂ『SR311』[bk1･amzn]
大槻ケンヂ『SR311』は、定価1000円なのに、アマゾンの中古価格で1800円。大槻ケンヂでプレミアついてる本なんてはじめて。それにしても、マンガばっか買ってるとバカになりますよ!!　しかも活字本は高田文夫と大槻ケンヂじゃ、みんなの大好きな「成長」とか「スキルアップ」とかとまったく無縁で、お先まっくら、負け組まっしぐらですよ!!

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最新
2003年 1月
2002年 11-12月 10月 9月 1月
2001年 12月 11月 8、9、10月 7月 6月 5月 4月 3月 2月
2000年 1,5月
1999年 1,2月
1998年 12月 11月上旬 10月下旬 10月上旬 9月 7月 6月 5月 3月 1,2月
1997年 11月 10月 9月 8月 6~7月 5月 4月 3月 2月 1月
1996年 12月 11月 10月 9月夏休み 7月 6月 5月
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