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歯欠け日記 Top
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左:『つゆくさ1号』「記録係の最期」(1999)

右:『キャラクター4こま集』(2009)

今ここを読んでいるような人は、つゆくさの三島芳治のマンガが好でたまらないという人ばかりに違いない。読んだことがないというひとでも、本田健の植民地で前から知ってるよ、ってひとは多いはず。
前回のコミティアの入場待機列で、自分の前に並んでいたグループが、お目当てのサークルについて話していた。それとなく聞き耳をたてていたら、「つゆくさ、行く?」「行くー」という話をしていた!! 本当にそういう会話をしていたんだ。そうしてまた、『アックス』『ティアズマガジン』『クイックジャパン』と3つの媒体で、ちょうど同時期に、つゆくさがとりあげられた。
つゆくさ旋風ついにきたる、と言っても過言ではないだろう。
以下、つゆくさのマンガやレビューが掲載されたものについて、書き留めておきたい。

コミティア88では、青林工藝舎『アックス』の原画展&イベントが開かれた。それに連動して 『アックス No.68』では、「アックス meets コミティア」という小特集が組まれ、三島芳治の短篇「どうでもいい妹」が掲載。4Pと短いながらも、唯一無二な綺想と、不思議なリリシズムがよく出ている好短篇。ただし、枠外が真っ白なのが、三島芳治らしくない。消し忘れたかのような枠外の文字、残された思考の痕跡もまた、彼のマンガの魅力なのだが。商業誌ゆえに削られたのだろうか。いずれにせよ、これが『アックス』に載ったことで、さらに新しい読者が増えるだろう。


COMITIA88のカタログ『ティアズマガジン vol.88』。『ティアマガ』では、今まで何度か「PUSH&REVIEW」のページで短いレビューが載ったことはあるが、今回は初めて、1ページまるまるの掲載。三島芳治本人へのインタビューも織り込んでいて、つゆくさマニアにとっては必読の内容。レビュアーは『ティアマガ』の好企画「編集者インタビューシリーズ」を担当したり、「PUSH&REVIEW」でいつも的確なレビューを書いてくれている、吉田雄平。このひとのオススメする同人誌が外れだったことは、ほとんどない。


『クイックジャパン vol.83』。恥ずかしながら、コミックレビューのページに、自分が書きました。とにかく、三島芳治のマンガはおもしろい!! ということが伝わるよう書いたつもり。いまの『QJ』は表紙のとおり、メジャーな芸能人が主役の雑誌なので、コラムやレビューは、いわば、エロ本の活字ページである。かつての自分のような、エロ本の活字ページを熱心に読むような読者が、ちゃんとひっかかってくれるとうれしい。ちなみに、つゆくさの横のページでは、泉信行による『風雲児たち』のレビューと、アキラ、による田亀源五郎紹介が載っていて、いい感じに混沌とした見開き。(余談だけど、『QJ』で近況欄に「雨がっぱ先生の復活を祈っています」と書いたら、本当に復活して驚いた。そしてすぐの引退表明に、あら〜。再度の復活を願いたい。)

長らく封印されていた『オバケのQ太郎』や『ジャングル黒べえ』が復活、「全作品網羅を目指す初の全集」ということで話題の藤子・F・不二雄大全集。第1期全33巻を予約セット購入だと、特典でプレミアム画集『Fnote』つき。なので、どうせ買うなら全巻予約してしまいたい。では、どこで全巻予約するとお得か調べてみた。

ネットから買うには、小学館から直接復刊ドットコムオンライン書店ビーケーワンで、という方法がある。プレミアム画集つき、送料無料という点ではどこも同じ。ただ実はビーケーワンだけは、ポイントがつく。しかも6/1までキャンペーンをやっていて、税抜50000円以上の購入で5000ポイントがもらえる。(いちおうビーケーワンに問い合わせたところ、F全集もちゃんとキャンペーンの対象内、ポイント付与は代金が決済される7月の翌月になるとのこと。)

結論。藤子・F・不二雄大全集は、ビーケーワンで買うのが、吉。ただしF全集だけだと、税抜48200円なので、F全集に何かプラスして、合計で税抜50000円以上にしたほうがよい。一緒に買うなら、御徒町鳩『みどりのまきば (1)』『腐女子っス! (1) 』や、ようやく復刻された、ジョージ御大のトラウマンガ『海人ゴンズイ』などがおすすめです! あと、5万円で5000ポイントキャンペーンは、6/1の午後5時までなので注意。

で、調べたはいいが、いまのところF全集を全巻買うお金も、置く場所もないのだった。そういえば小学生の頃は、「おとなになれば、手塚全集を買えるんだ!」 なんて思っていたけど、結局買えていない。

ところで、今回のF全集、内容は素晴らしいのだけど、いま公開されている画像をみると、装丁がイマイチのような気がする。宮村和生か里見英樹か名和田耕平か祖父江慎あたりがデザインなら、借金してでも買う。あと、1冊1000円強するのは高いので、国が税金を投与して、もっと安くしてもいいんではないか。クラスター爆弾に276億もかけるより、そっちのほうがよっぽどいい。
コミティア88の購入物。括弧内がサークル名。

  • (ガシャシャマイン)『ドッペルゲンガー』
  • 渡辺伊織 星真仁 (THEE SENTIMENTAL UNION)『TSU #03 KNOCK』
  • ニノパチ (とろろらーめん)『或りし日の月並み通り』
  • humiyomogi (マーマレードスカイ)『SOON #1』
  • RUIKO (紫。)『裏道教えてあげるから』
  • なにがし (彼岸泥棒)『よそ見ばかりしていると幽霊と目があう』
  • かめ (ウスユキ)『はたぬきさん』
  • 基子 (形而上的プラネタリウム)『アンドロメダ 06:コスモス』
  • (漫漢全席制作委員会)『漫漢全席準備中!』
  • 川洋 (kawa/yoo)『practice city』
  • 星村空 (Chick*tack)『Chick*tack vol.2』
  • 紅鴎、星村空、むさおう (south down)『三色の学園生活。』
  • 駒形 (JIG)『季刊ツートンミックス vol.2』
  • おーみや (Happa)『8888 Happa eighty-eight』
  • 小川ひだり (にゃんにゃんにゃん!)『メルヘンぼっき!! 2』
  • 松田サーモン (雉鳩シンドローム)『エアー・フィッシュ』
  • いのうえともこ (いののお店)『花煙』
  • ナオイ旭 (耳鳴り)『金魚すくい』
  • (月刊滋養)『月刊滋養 vol.8』
  • 山本中学 (難病中学生)『夏酔い』
  • 満 (meta.c)『Missing Link case 02』
  • 満 (meta.c)『Missing Link case 01』
  • 西川魯介 (眼鏡大黒堂)『おてつきおちゃっぴい! ぜんぶ』
  • 成松幸世 (みそ煮)『紙の上 (上)』
  • ぴこぴこリョウ 白四 豊田瑠理江 タムラチホ (ぴこぴこ。)『あきばカノン』
  • リュカ (STUDIO PLANETALE)『プラネテール アルファ』
  • えさしか パジャマ 位置原光Z 大野冷 (良識派)『かんじょうひょうげん』
  • 伊丹澄一、さぬいゆう(原作) (ItamiWorks)『お姉ちゃんと一つ屋根の下』
  • walk (楽)『ねくすと vol.9』
  • ソウマトウ (まよいばし)『ハッピーバースディ』
  • HTC* (*HTCスカイライナー)『ZATSU(((ONN!!!』
  • さとう (中村砂糖)『わたしの花』
  • コサカトシフミ こてはし直樹 (ジャポニカ自由帳)『ジャポニカ自由帳25』
  • 藤城嘘、虚構老人ぬらぬら、琴葉とこ (Psycho Candy)『Psycho Candy』
  • 三島芳治 (つゆくさ)『キャラクター4こま集』
  • (バラカ)『タワー』
  • (Innocentia/Inviolata)『Memento Melancholita』
  • まるよ (あっせんぶりぃ)『あっせんぶりぃ Returns! Fe.(Preview Ver.)』
  • まるよ (あっせんぶりぃ)『制服 Evolution. Side Blazer』
  • 乙 (strange love freaks)『恋人テスト』
  • 奇観鳥 (傍流のせせらぎ)『Spindle (10)』
  • N.、スパイオン殿塚(原作) (高層地学部)『百合キス本 vol.3』
  • もぐこん (mogravity装置)『絵画教室』
  • 上原昭人 (痴)『夜小路』
  • ヒメノ、さんずい (タマヒメ)『’O'utomata』
  • はねいしさとこ (ヒバナ)『ももいろうさこ あっちこっちへゆく』
  • 袴田めら (逆ギレ刑事)『instrumental』
  • 白石薬子 (JULI-KISS)『魔法使いと弟子』
  • そそざぐり (士)『夜空の板』
  • 221 (原付フリスビー)『コニコニ vol.2』
  • 221 (原付フリスビー)『コニコニ vol.1』
  • 221 (みかん工場)『幽体類(仮称)』
  • hirary (融解点)『clover』
  • hirary (融解点)『MY MELTING POINT』
  • チーズ (まぼろし)『104.5°』
  • チーズ (まぼろし)『花音』
  • 派手な看護婦 panpanya 鎖国探偵 H軟膏 (SF研究会)『Ore n’kuwr』
  • suz (クロ僕屋)『放課後、音楽室で。』
  • 双見酔 (下り坂道)『さきのはなし。』
  • うぐいす祥子 (うぐいすジェネレーション)『虐殺者の王』
  • うぐいす祥子 (うぐいすジェネレーション)『犬小僧の復讐』
  • たかはしるあ 死霊のすがわら ハリス えも (じずぜズ)『じずぜズ街』
  • あびゅうきょ (あびゅうきょ工房)『絶望廃墟要塞2009図版目録』
  • 足立淳 (世田谷ボロ市)『二次元噂八百 (3)』
  • 足立淳 (世田谷ボロ市)『持込羞恥心 終』
  • 未幡 (N-28)『春は花』
  • サカザキ (Poke)『青のサンセット』
  • Lazy8 (FuniFuniFesta!)『セレモニー 2. 洞察の使命』
  • 221、傘 (かりばにずむ)『KANI BOOK 04 -High school girls-』

あと、マンガ特集の『dictionary 127』『dictionary 126』も置かれていたので、もらった。
祖父の三回忌の法事で群馬へ帰郷。法事のあと、妹の車でほんだらけ、ブッコめぐり。太田のほんだらけが閉店していて残念だった。2階建ての大きい店舗で、ブッコフにはないような古い本もあったし、すきな店だった。ここでは以前、タイム涼介のホームページで限定販売された『フランス』のサイン本を見つけて、うれしかったのを覚えている。閉店セールで、一箱1000円でダンボールつめ放題セールしていたらしく、行きたかった。2000冊購入したひともいる模様。どんだけー(って言ってみたかっただけ)。




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オークションで落札した、渋谷直角・石川勝也『へっポコ!』のイラスト・サイン本、藤井一興『武満徹ピアノ作品集』が届く。
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松屋にて、サラダにしょうがを投入、カレーに納豆を投入という、かわった食べ方のひとを見た。松屋の精霊であろう。
津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー』読了。「いったい自分はいつの間に、レインコートを着て水溜まりの泥を蹴っていた時分から、受験などという面倒に巻き込まれて当然の今に至ったのだろうか、とアザミは不思議に思う。精神的な成長を加味して学年が上がるのなら、自分はまだ小学校を卒業していない自信があった。」
ポレポレ東中野。福間健二『岡山の娘』公開記念オールナイト。『きみたちは美人だ』を来場者プレゼントで、もらう。
福間健二・足立正生・原将人・サトウトシキによるトーク。原将人が国映で撮る計画があった、ドゥルーズの『シネマ』、文学と映画について、映画における言葉、足立正生が「どんな映画にも楽しさがある」、と。
『急にたどりついてしまう』、原将人が劇中で歌っていた歌が、後に『20世紀ノスタルジア』の主題歌。「まちがっている。でも、ものすごくまちがっているわけじゃないだろう」。この映画のように生きたいとかつて思ったことをおもいだした。
帰りの中央線下り、5時半なのに混んでいてビビビビビる。
北九州市発行のフリー情報誌の『雲のうえ』の9号、8号がポレポレにあったので、もらった。9号の表紙をネットで見かけていて、インパクト大で気になっていたのだ。
『雲の上』9号表紙
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晴れたり曇ったりの一日。黄を散らしたような寒空。ぼくは毎日、日記帳をつけなければいけないはずなのだ。透明な昨日の美しい太陽。光がふるえる湾——それはまるで、濡れた唇のようだ。そしてぼくは一日じゅう勉強した。(『太陽の讃歌』