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0123 fri.



志木から池袋へ出るのは電車で1本なので、そう億劫でもないが、渋谷までというのは乗換えが必要なので、かなり億劫だ。たいして距離に違いもないが、乗換えがあるというのは、心理的に距離がどんどん遠くなる。
久々に渋谷へ。青山ブックセンター荒俣宏コレクション@LOGOS GALLERY渋谷東急東横大古本市映像夜間中学@uplink
せっかく渋谷へ出るのだからと、せこせこといろいろな所をまわっているのが、貧乏くさいでしょ。オサレな人は合間にカフェで休憩とかするんだろうけど、わたくしはそういうことは、1人でおでかけのときは一切しない。金が勿体無い(やっぱり貧乏くさい!)し、カフェにムサイ男ひとりでなんて足がすくんでしまう。例えばひきこもりの人にとって、カフェというのはかなりハードルが高いのではないかと想像する。自分はひきこもりではないけど、ひきこもり気質ではあるので、空気公団おかいもの展にもいこうと思っていたが、会場がなんかオサレなカフェなので、やはりパスしてしまった。BBSを覗くと、連日ミニライブが行われていたみたいで、やっぱり勇気を出して、異次元への扉を開ければよかった。 (((´・ω・`)カックン…



青山ブックセンターで、『sumus 別冊 まるごと中公文庫』、岡崎武志詩集『風来坊』(sumusu文庫)を買う。岡崎武志は、『古本でお散歩[ab]のなかで、阿部恭久辻征夫に対する思い入れを書いていたので、そういう人の詩集なら買って損はないだろうと思って。
阿部恭久といえば、ずっと探していた『生きるよろこび』と『身も心も明日も軽く』を最近ようやく手に入れられた。これで阿部恭久の詩集が(といっても私家版はのぞくが)すべて揃った。インターネットがなければ一生かかっても見つけられなかった。ネットのある時代に生まれてよかった。



ABCと同じフロアにあるLOGOS GALLERY荒俣宏コレクションをみる。『帝都物語』の印税の1億5000万ほどをすべてつぎ込んだと噂の図鑑類より、オーデュボンの鳥類図鑑を中心にした展示。
額にかかっているものの値段をみたらウン十万円で、とても手が出ないとガックソだったが、一万円とかのリーズナブルな価格のもあった。
隅々まで緻密で美しい。眼福、眼福。鳥ばっかかと思いきや、ときどきヘンな生き物もいた。鳥でなくてハムスターのがあれば、ウン万円出してもぜったい買ったと思う。



渋谷東急古本市
     『相米慎二 映画の断章』(松倉書店、1200円)[a]
     ぱくきょんみそのコ』(一信堂書店、1000円)[b]
     ヤニス・スタヴラカキス有賀誠訳『ラカンと政治的なもの』(一信堂書店、1700円)[ab]
     秋山清発禁詩集』(五山堂書店、1000円)[b]
     岩田宏同志たち、ごはんですよ』(古書ゆかり堂、800円)[ab]
     『廃本研究(1)(2)』(古書ゆかり堂、400円、500円)
     木村千歌正しい夫のしつけ方』(Book Station佑夢、400円)[a]
     ウィーン性問題研究所編、清水朝雄訳『愛撫のひみつ』(Book Station佑夢、900円)
     ウィーン性問題研究所編、清水朝雄訳『性の残酷史』(Book Station佑夢、1200円)
     ロバート・ストリート青木尚雄訳『モダン・セックス入門』(光芒書店、400円)
     山岡強一『山谷-やられたらやりかえせ』(河野書店、1500円)[ab]
     『10+1 NO.14』特集・現代建築批評の方法 身体/ジェンダー/建築(飯島書店、500円)
     魚柄仁之助うおつか流食生活かくめい』(げんせん舘、500円)[ab]
かわいい女子が自分とほぼ同じペースで、スミからスミまで棚をみていた。同じ早さで動くので、ずっと隣同士になっていた。古本の匂いにまじって、淡い香水の香りがした。いい日もあるもんだなぁと思った。
ぱくきょんみ『そのコ』が安く買えただけで、今日はもう満足。
『愛撫のひみつ』とか『モダーン・セックス』入門とか、今読むとかなりおバカなセックス本はついつい買ってしまう。集まってきているので、いつか特集ページを作りたい。



ついでにさいきん買った本で、書き逃しているものをメモ。人の買物記録を読むのってけっこう楽しいのですよね。
まずは池袋西武新春古本まつり
     岩田宏息切れのゆくたて』(みやま書店、500円)[ab]
     片塩二朗イワンとヤン ふたりのチヒョルト』(杉並北尾堂、1000円)[ab]
     平井利市草丘学入門」のスクラップ(杉並北尾堂、500円)
     井辻朱美吟遊詩人』(神田FANTASY、500円)[a]
     野矢茂樹はじめて考えるときのように』(神田FANTASY、500円)[ab]
     木佐貫亜城シャブ屋』(金木書店、500円)[ab]
     別役実宇宙遊泳する現代』(ポラン書房、800円)[a]
     『東京人 NO.140 大正はいから建築。』(ポラン書房、300円)
みやま書店ってきいたことあるなぁと思ったら、故郷である高崎の古本屋さんだった。予備校をさぼってよく通ったな、懐かしい。
杉並北尾堂で買った平井利市「草丘学入門」は、昭和49年、東京スポーツに連載されたもの切り抜き。草丘というのは要するにオマンの毛のこと。オマン毛の分類学というか、民俗学というか、占いというか、そんなことが極めて真面目な文体で書かれていて、かなりおもしろい。第一回の書き出しはこう。「なぜわたしが草丘(女性のデルタ地帯のこと)学を始めるようになったかソウキュウにお教えしましょう。/それは"無"が私に、これまで何人も草分け入らなかった、新しい女性研究をさせるようになったのだ」。いきなり"無"ときた!! この連載、googleで検索してもひとつもヒットしないので、いつか全文入力してみんなにも楽しんでもらいたい。しかし、家人に「これみてよ!! 掘り出しだよ!」と見せたら、「ゴミ。ゴミにしか見えない」と一蹴された。ロマンが分かっちゃいねええええ。

     小野好恵ジャズ最終章[ab]
     長岡義幸「わいせつコミック」裁判[ab]
     金田一蓮十郎アストロベリー(1)』[ab]
     加藤理絵灰色の乙女たち(1)』[ab]
     こうの史代夕凪の街
     岩岡寿枝『幸』
こうの史代の『夕凪の街』は『週刊漫画アクション』の休刊号に載ったもの。北田暁大の云う「ナイーブなまでのロマン主義」なのか、2ちゃんねるで高評価。これはタコシェの新入荷情報で出たのを知った。ジュンク堂にも売ってたので、ついなまけてジュンク堂で買ってしまった。タコシェが潰れると困るから、タコシェで買えるものはなるべくタコシェで買うようにしたいものだけど、遠いからなぁ。かといって通販でというのも味気なくて。そんなわけで、去年から気になっている荻原魚雷の『借家と古本』(sumus文庫)はいまだ読めずにいる。



古本市で思ったより時間をくったし、はじめに書いた理由もあっておかいもの展はスルーして、アップリンクの映像夜間中学へ。映像夜間中学根本敬の映像ライブラリーをみんなで鑑賞する会。「映像夜間中学は異常なマニアが集う、固定された場ではありません。初めての女性一人でもお気軽に」(根本敬公式HPより)。でも女性一人というのは少ないみたいで、サブカル好きの若いカップルとか、友人同士とか、自分のように友達のいなそうなサブカルオタク系男子といった人たちで、すでにかなりの列ができていた。自分のうしろに並んでいたカップルが松尾スズキの本を読んでいたけど、こんなところで人前で松尾スズキを読んだりするのは、いかにもー、なので自分は恥かしくてできない。こんなサブカル漬けなページを開陳している自分の云うことじゃないかもしれないが、そりゃたしかにサブカルは好きだけど、同時に嫌いでもある。抜け出せるもんなら抜け出したい。でも無理だろうという逡巡がある。だから自分のページのタイトルは「良かれ悪しかれ」という躊躇した肯定なのである。
それにしても、前はこんなに混んでなかったのに、今日はL.L. COOL J太郎(a.k.a. 杉作J太郎)がゲストだからだろうか? って、そんなはずないか。J太郎目当ての客がそんなにいるはずがない。そんな世の中だったら戦争なんておこらないはず。ほんとになぜだか分からないが立見でギュウギュウ。でもなんとか座れたのでよかった。
杉作J太郎は、あいぼんについて熱く語る。今日だって、なっちがモー娘。として最後のテレビ出演をするミュージックステーションがあったために、遅刻してきたそうだ。モー娘は男=東映の俳優だという『overground』のvol.8のインタビューで既に読んでいた話もあったが、その熱く語る真摯な姿、ほとばしるあいぼんへの愛に、なんだか心打たれたなぁ。かつておれはあれほど広末を応援できていたか、いやできていなかった、と反省した。あいぼんを一生応援するという杉Jに倣って、おれも広末をずっと応援し続けよう。結婚したって、さ。戸籍じゃもう広末ではないけど、さ。いつまでも広末は広末だよ!! 云ってくれればいつでも名付け親になるから。
根本ネタはここでも紹介されているディープ歌謡の超新星、「用心棒」とか、沖雅也が自殺したときのワイドショーの映像とか。日景忠男がマントルマントルと連呼する様子がアシッド(?)。ラストの締めは裕也さんの政見放送。英語で語り出し、とつぜんアカペラで「コミック雑誌なんかいらない」をうたう。場内爆笑だった。ずっと笑ってる人もいた。その明るい笑い声になんかムカムカしてきた。そりゃはじめは笑えるけれど、でも、ずっと観ているうちに、自分のいる常識側のほうがおかしいんじゃないかというふうな、なにかそういう恐れが自らのほうへ返ってきたりはしないか。きみのその笑いは自分の正しさに拠って立つ、いやらしい笑いじゃないのか、とつい文句を云いたくなってしまった。偉そうですいません。でも根本敬だって、笑かすためだけにこんなイベントをやっているわけじゃないだろう。根本敬も杉作J太郎も笑わずに、じっと画面の裕也さん見つめていたのが印象的だった。
http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20040124#p4
http://www.memorize.ne.jp/diary/12/97236/ 1/24






0121 wed.



向田邦子の小説にでてきそうな女の人とかけおち。かけおちおちして、まずは、ふたりでジェットコースターに乗るが、体を押さえるバーもベルトもなんもないくせに、三回転もするジェトコースター。始終手だけ支えているので、体がこわばる。乗り終わるとすぐに女性は追っ手に連れ去られてしまう、という、たいへんに残念で疲れる夢をみる。



キリヒトECDのでるライブを見に新宿ロフトへ向かう。arsvi.comで予約していた立岩真也の新刊『自由の平等[ab]がちょうど届いていたので、新宿への電車の中で読み始める。自分が漠然と考えていたことが、丹念に思考されているので、とてもおもしろい。ただ、青い芝の会自立生活運動などの障害者運動、あるいは介護の問題を念頭において読むと理解しやすいけど、そういう前提のない人には、まわりくどくてついていけないんじゃないかと、ちょっと心配になる。
ついでに、年が明けてからさいきん買った本。Tigerlily Scribbleで発売を知り、もちろんすぐに長新太の『なんじゃもんじゃ博士[ab]を買いに走った。ハラハラ編の別役実の解説がすごいいい。むかし話の特集社からでた『怪人ジャガイモ男/トンカチおじさん』もひっぱりだしてきて再読。こちらも復刊してほすい名作。『怪人ジャガイモ男』のほかに「怪人タマネギ男」というのもあって、吉行淳之介編の『酔っぱらい読本』全七巻の七巻目に収録されているが、まだ未読。読みたい。以前、東上線大山駅ちかくのブックマートで、『酔っぱらい読本』を百円均一の棚に見つけたんだけど、七巻だけなくて、ガックシした。
あとは、荒川洋治『人気の本、実力の本』[ab]、『現代思想臨時増刊 ろう文化[ab]長岡義幸『「わいせつコミック」裁判―松文館事件の全貌』[ab]井坂洋子の詩集4冊くらい、『竹中郁全詩集』、『北園克衛全詩集』[a]などを買った。竹中と北園の全詩集は二冊とも枕みたいな形だけど、とうぜん枕より数十倍(数百倍?)重い。凶器。
あとデパートの古本市やまんだらけなんかでもけっこう買ってるが、またあとで。



新宿に到着し、まずは模索舎へ。新宿へきたらまずは模索舎DA.YO.NE? ちなみにはてなダイアリーの「模索舎」と「タコシェ」のキーワードは自分が作ったんだけど、ミニコミ大好きッコがはてな界隈には少ないのか、あんまり使われていない。みんないかないのかな? webでも定期的に通っているのは、知る限りでは、瓶底眼鏡的近眼通のひと(リンクありがとうございます。いつも拝見しています)くらい。あと、ポトチャリポラパのひとは、上京したさいに模索舎とタコシェに寄っていて、とくに「タコシェで7500円ほど使い燃え尽きた」と書いていて、あー、わかるなぁ、たまにタコシェにいくと自分も5、6千円は買ってしまいます。
今日の模索舎での買い物は2千円くらい。畸人研究学会『畸人研究17号 特集「マンガ」』、『Overground』vol.8、今日マチ子ペコペコ園』(神秘珍珍ニコニコ園探訪マンガ。タッチが小田扉みたいに飄々としていて好み。ニコニコ園の非公式ページによると、ニコ園の園長の痴呆が進み、近々閉鎖されるかもとのことなので、わりあい近所でもあるし、いちど行ってみたい)、嗚呼!!情熱実験つみつくり『つみほろぼし 2003自主法政祭号』、『車掌』22-1号。『Overground』はサンプルしか残っていなかったけど、10円引きでサンプルを売ってもらった。
『車掌』は「営業」特集。初回配布だけ特製トレーディングカードがついているらしい。自分の買った分には、神田ぱん女史の直筆で「ペ 行き付けの店は…三平ストア」と書かれたカードがついていた。なんなんだ。あと塔島編集長の麦太に続く第二子の名が麦子と知ってわらた。また麦かよ!
今回の『車掌』で初めて知ったが、にちゃんねるに車掌スレ(ひろみたんハァハァスレ!)がある。スレで小説 画びょうレストランを知った。塔島編集長をモデルにしたらしき小説。たまの石川浩司が書いている。車掌スレについては車掌リンクのところにのっていたのだが、見逃していた。
車掌といえば、さいきん山手線のアナウンスが女性の声のときがある。電車のアナウンス独特のあの抑揚、プロ意識の発露のつもりか得意げでナルシズム全開なあのいやらしい抑揚がなくて、平明な発声でとても聴き取りやすい。もう全部アナウンスは女性にしてほしい。



模索舎をあとにして、ロフトへ向かう途中、便意を催してきたので、伊勢丹のトイレでフンバル。おれのウンチングスタイルは、洋式でも、靴を脱いで便座に乗って、和式スタイルでするウンチングスタイル。なぜならそのほうが肛門がよく開くので、ぶりぶりよく出るというとっても合理的なスタイル。しかしそのスタイルのせいで、今日はひとつ失敗を犯した。ぶりぶりが終わって、便座を下りる際に、まだ肛門から切れていなかった別れ際のうんちがポトって落ちた。脱いで置いていた靴の中にポトって落ちた。きたない話でスイマセンね。あわててトイレットペーパーに水をつけて、何度も何度も何度も何度も拭いました。スイマセンね、きたない話で。
で、そんなちょっと匂うかもしれない靴を履いて、ようやくロフトへ。



INDIES ISSUE PRESENTS「日本のロック名鑑」。出演は順にKIRIHITOU.G MANECDMERZBOWSxOxB
一番手はKIRIHITO。音が泡立っている。客からは「変態!!!」「最高ー!!」との叫び。音盤を全く聴いたことがなくて、なんの予備知識もなく、ライブではじめて聴いて気に入るバンドというのは少ないが、KIRIHITOはその数少ないバンドのひとつ。KIRIHITOをはじめて聴いたのはもう何年も前(出演者リストで調べたら1998年)の寿町フリーコンサートだった。驚愕だった。すぐに音盤を買い求めたがライブの迫力にはかなわない。音盤だけで「ふーん」とKIRIHITOを納得している人がいたら云いたい。ライブを見れと。KIRIHITOはライブをみなきゃイカンですよ。ライブと音盤はまったく別物なんだなぁとホントに分かったのは、KIRIHITOのおかげだ。
ECDもライブが圧倒的だ。もう何度も聴いてるけど、何度聴いても「Rock In My Pocket」はスキー。「ポッケに Rock ROCK 石コロ これさえ有りゃ何でも出来る」。こういう威勢のいい感じの言葉とは反対の、例えば、「この世はもうじき自暴自棄 この世はもうじきおしまいだ」(「迷子のセールスマン」)とか「貧者の行進 バッタバッタ」(「貧者の行進」)とか「ついてない ついてない」とか「にごった日いつか鏡で見た」(「EVILEYE」)とか、そういうネガティブな言葉でも、ECDが発すると力強く心に響く。ECDを聴いてしまうと、「上海ベイビー なんたらかんたら」とか「世界中ほら笑ってなんたらかんたら」とか、そんなヒットチャートのヒップホップ風味なんてどうでもよくならないですか。イシリット・ツボイとのかけあいも毎回楽しい。今日はスピーカーに近いところにいたので、ECDの吹くサックスの響き、とくに高音が耳に響いて、ちょっとクラクラきた。
MERZBOWもスピーカーの横あたりで聴いていたので、ゴリゴリと音圧が凄かった。ほんとに圧力が体にかかるんだよ!!
二番目のU.G MANとラストのSxOxBはハードコア。ハードコアにはほとんど縁なく過ごしてきたので新鮮だった。演奏がおもしろいというより、客のほうがおもしろい。U.G MAN登場の前には「U.G U.G」「U.G U.G」とコール。SxOxBのときはお客がステージに上がりまくり。踊ったり、何度もダイブしたり、みんな元気だ。SxOxB、昔は消火器撒き散らしたりしていたらしいけど、今日はハプニングなしでちょっぴりさみしかったかも。
帰りに物販コーナーでECD『LIVE IN JAPAN』を買った。置いてある店も少ないし、ライブ会場でもタイミングが悪いのかなかなか買えなかったが、ようやく。しかも御本人から手渡しで買った。しかしサイフの中身を確かめずつい衝動買いしてしまってから気付いたのだが、残金が350円しかない。電車で埼玉まで帰るのに450円かかる。帰れないじゃん。もう11時だし銀行やってるかしらと心配だったが、まだATMコーナやっていた。よかったー。


モリコーネ初来日    もうすこし安ければなぁ、いくんだけど。

アナキスト詩集    

'70年代障害者解放運動を記録したビデオ    川崎バス闘争のが良さそう。

『週刊漫画アクション』再生のキーワードは「誇り・戦い・夢」    

小島功美女画集 販売ページ    

新宿ゴールデン街・裏窓で灰野敬二ソロ    限定10人。もう申し込みは終了。この店は限定10人で、大友良英工藤冬里のソロをやったりするので要チェキ。





0119 mon.


紀伊国屋冊子『i feel』古本特集    

「音楽の基礎研究」シリーズ発売特別対談 岸野雄一x田口史人    音楽の話だが、文学その他に読み替えも可?

烏骨鶏かすていら     めちゃくちゃ美味しいらしい。プリンもある。

釜ヶ崎夜回り報告    いやがらせはしょっちゅうだが、この季節は凍死が多い。厳しい。

親が時間を間違え、娘が夜中に登校する 北京    

「とらのあな」で売れる漫画と「まんがの森」で売れる漫画    

車掌22号「営業特集」1/17発売    

AVなどの自販機、年齢識別装置を義務化 東京都が方針    

広末ひそかな花嫁、銀座挙式も徹底ガード    

アルミホイルづくし     友達のいたずらでやられたらしい。

革マル派が出頭続々、逮捕6人黙秘で首ひねる公安部     

うまい棒でエッフェル塔-     

回文系サイト    

読書速度測定    

神保町古書店街を散策中の男女に聞きました「2003年に読んだとっておきの一冊」    おれも世界の中心で愛を叫んだり、世界の中心でつゆだくを注文したりしたい。

1/24にサウンドデモ    

笑える電波ソングを集めるガイドライン    

田辺エージェンシー社長、タモリを語る    

人間として最低    ヒドイ。残酷な生物だよ、きゃつらは!!

谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座    「2004.6月からは川崎市民ミュージアムで大規模な谷岡ヤスジ展なども決定」ですって!!

オパーイがぐりぐり     これスキー!!

室蘭、登別の男子中高生に軍手が人気 安くて大人っぽい    

『ギター・マガジン』2月号 轟音、爆音、ノイズ・ギターの世界    

『ビジネスジャンプ』で新連載、田埜哲文「紙の帝国」    第1回はガリ版。なぜ今『ビジネスジャンプ』で? という不思議。

Google Japanがクレームのあった検索対象を結果から除外    Google八分と云うらしい。ネットでも現実からは逃れられないのね。

渡辺勝 新バンド「クーツェ」録音開始    期待大。

松文館裁判、社長に有罪判決    ちょうど今、これを読んでいるが、警察ってテキトウなんだね。わいせつ容疑で逮捕するのに、下調べもなんにもしてない。

第三書館が銀行取引停止    

唄って! 踊って! 音楽映画大全    

ラス・メイヤー 映画祭    

ジャック・タチ映画祭    

『暮しの手帖』の保存版シリーズ第三弾    

りさタンに背中を蹴られたい人専用 綿矢りさ関連スレ一覧    蹴られたい。

「フェラチオ大好き侍」著・芥川賞 暮れ蔵    わらた。

「うんち」作り 児童32人挑戦    

平均的ネットユーザーは「オタク」ではない    

X51.ORG: 沈黙の音楽をラジオで放送    

ドラBBSのアイコン     いい仕事。

東京R不動産    味のある物件専門。神田のぼろ物件、いいなぁ。晶文社っぽい。

見たい夢が見られる? 「夢見工房」    

ガチャピンチャレンジ    

知的グッズ    

布ナプキン専門店    google:布ナプキン




ピーズワンマン
ピーズさん
Theピーズ ワンマンライブ
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01. 生きのばし
02. とりあえずここはいい気持ち
03. ギア
04. Mr.カウパア
05. どっかにいこー
06. ブリーチ
07. 実験4号
08. 全速力で遠回し
09. 妄想パーティー
10. 赤羽ドリーミン
11. いんらんBaby
12. ふぬけた
13. 電車でお出かけ

14. サイナラ
15. バーゲン
16. 喰えそーもねー
17. 反応ゼロ
18. いちゃつく2人
19. ドロ舟
20. シニタイヤツハシネ
21. ヒッピー
22. とどめをハデにくれ
23. 脳ミソ
24. Yeah
グライダー
じゃますんなボケ(何様ランド)

だらだらって三人が登場して、いってみましょうかねぇ、と、なんとなくはじまるピーズのライブだが、今回はひと味違った。まずアビさんが紫のシャツに黒のスーツ、リーゼントでビシっと決めて、ロカビリーっぽい音楽に合わせて登場。客席へ向かって、右、左、真ん中と3回、手を胸に当てて深々と礼。とうぜんワレワレは大盛り上がり。
こんなの初めて。どうしちゃったんだ、はじまりからしてやたらカッコイイじゃないか! さすがワンマンだと違うなぁ、今日はこのままクールに走るのか、と思ったら、「Mr.カウパア」をやる前にハルが、「クリトリスの皮を剥けー 剥くんだー 剥いて剥いて剥きまくれー」というような下品なことをしつこく云っていたので、やっぱりいつものピーズだ、ちんちん勃つぞ。
「今日はうしろでマターリと楽しもう、でないと明日がつらい、筋肉痛で起きられない」と毎回思うんだけど、でもいざ演奏がはじまると、前のほうへいって揉まれてしまうのだ。誰だって「とどめをハデにくれ」や「シニタイヤツハシネ」をうしろでマターリと聴くなんてこと、できやしないだろう? 「シニタイヤツハシネ」のイントロを聴いただけで、おれはもう冷静ではいられない。体が震える。なんだろう、これは、この曲はいったい!
ハルが今日はたくさんしゃべっていた。アビさんの娘さんにお年玉をあげようとしたが袋がない。手製の袋を作って渡したら「何これ?」みたいな冷たい目をされた。でもあとで「ありがとう」と書いた手紙をもらってうれしかったぜ。戦場に藤あや子が慰問に行って、自衛隊のみなさんのために唄うのは「シニタイヤツハシネ」。お馬さんで4万負けた。今年はせっかくヒーターを買ったのに暖冬じゃねーか。誰かが死ぬまで続けるから、みんな死ぬな、おまえもおまえも(と客席を指さして)、でもみんな死にそうなヤツらばっかだー。
山本直樹のむかしの『まかせなさいっ!』[a]ってマンガのラスト、唐突に肉体労働者風の男が登場し、自らを神様と名のって、登場人物たちに、「お前は死ぬ… あんたも死ぬ… あんたもあんたもあんたも いつかはみんな死ぬのだ」と予言する(鎌田崇太郎が指摘するようにヴォネガットを髣髴とさせる)場面を思い出した。ハルは「死ぬな」と云っているので、逆なんだけれども。しかしかつてハルも「わざわざこんなチッポケな僕も死んでしまうのさ」(*1)とうたっていた。同じひとが、紆余曲折を経て、今では「死ぬな」と呼びかけている、その姿というのは感動的である。そしてあくまで「死ぬな」という「生きのばし」であって、「生きろ」というポシティブなことを他者に云わない、云えないのがハルらしい。おれはこういうひとしか信用しない。
あー、また死ぬとか生きるとかいう話になってきた。我ながら、キモイので、もうヤメ。今日はアビさんのダイブを見れたし(それも二回も!)、「ドロ舟」「脳ミソ」で飛び跳ねたし、アンコールではイチバン好きな「じゃますんなボケ」を聞けたし、新曲もどれもこれもカッコイイ曲ばかりだし、楽しい楽しい。わざわざ川崎まで遠征して正解だった。
3月はじめにニューアルバム[a]発売、4月にはワンマンツアー、5月には日比谷野外大音楽堂でワンマン。年とると時間が早く過ぎていくので、5月なんてもう、すぐ、だ!!
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1月6日 川崎クラブチッタ

(*1) 活動休止前のラストアルバム『リハビリ中断』[a]は、一曲目の冒頭からいきなりこの歌詞で、はじめて聴いたときには、「いきなりコレかー!!スゲエ」とビビった。そしてまたメロディーが素晴らしいので、今でもことあるごとに口ずさんでしまって、「どうせ死ぬんだしもういいや」とか「死ぬなら死ぬまで生き延びてやる」とか、ダウナーとアッパーを繰り返してしまうのだ。
この歌詞についての詳しい分析は下記参照↓
http://www.masukakizaru.com/index.cgi/Pees/ron/ron14.html?seemore=y



0106 tue.



Theピーズのライブで川崎へ。早めに着いて、川崎の古本屋を探索しようと思うも、開始30分前に川崎駅到着。いつもこうだ。早めの行動というのができない。
駅では「水俣・川崎展」のポスターが目を引く。時間があれば寄りたいが、スルーして、新川通り近代書房へ。
まず店頭の均一棚から、龍野愛利処刑のボレロ コンドーム連続殺人[ab]を、店内に入り文庫の棚をササっと3分くらい眺めて、中井久夫治療文化論[ab]野口晴哉風邪の効用[ab]見田宗介近代日本の心情の歴史―流行歌の社会心理史』[ab]池田満寿夫+広中平祐数学とエロチシズム[a]を抜く。順に、100円、250円、200円、350円、100円。
『処刑のボレロ コンドーム連続殺人』は版元が、ゆりな企画という、ぜんぜん聞いたことない出版社だし、妖しげであか抜けない装丁からして、いかにも自費出版っぽい風体。学生時代に東神奈川駅前のリサイクルブック・ミッキーで一度見かけて、『コンドーム殺人事件』という響きにかなり心引かれたけど、そのときは買わなかった、正しくは金がなくて買えなかった。なので、今度は迷わず買う。読まないだろうけど。googleで検索しても、買ったという記述はいくつかあるけど、読んだという話はないようだ。
見田宗介の『近代日本の心情の歴史―流行歌の社会心理史』は単行本で持ってることに、買ったあと気付いた。もう! 単行本はオークション行きだ。



見田宗介といえば、社会学で、宮台真司大澤真幸など、理論系の人たちが花形になったのは、見田宗介の力というのが大きいと思う。かわりに、見田宗介が魅力的すぎたおかげで、フィールドワーク系の社会学の影が薄くなってしまった。
去年に洋泉社から出た『子犬に語る社会学・入門[ab]で、いちばんはじめに野村一夫が、「これからの日本社会学の魅力は、フィールドであくせく働く研究者がどれだけ出てくるかで決まってくる」と書いていたけれど、その割にはこの本、フィールドワークに章を割いていないのが残念。この手のムックだと、たいてい佐藤郁哉[b](amazonには『暴走族のエスノグラフィー』のデータがない!)や鵜飼正樹[ab]フィールドワークの章を担当していたものだけれど…… フィールドワークが他者と出会うものだとすれば、そもそも現代じゃフィールドワークが成り立つのは難しいのかもしれない。さいきんでは他者をバカとみなすのが流行っているようだし(『バカの壁[ab]は読んでないけど、なんとなくそんな話っぽい)。『重力』でも誰かが、「まわりがバカばっかで嫌になる」みたいなグチを書いていたけど、そういうこと書いたらもうおしまいじゃないかと思う。



webを巡回していて、気になる本とかがあったときクリップしておけるよう、気になるメモを作った。誰でも登録できるので、どうぞ。
あとは、日記のタイトルを「経過報告」と変えた。何処へ至る経過なのか、今のところまだ自分でもはっきりしないけれど、今年はそんな感じでいきます。どんな感じだ。


Theピーズのニューアルバム 2004/03/03発売    

灰野敬二キャンペーン : Bridge INC.    

JOJO広重「こころの歌・最後のうた」@uplink    2/20のゲストは灰野敬二

本に埋もれて遭難    

出たっ!! 尿管結石!!     

ほぼ日刊イトイ新聞 - タモリ先生の午後。     この人はおかしいんじゃないかと俺でさえ不安を覚える人物が、いることはいるんですね。

ダモ鈴木来日ツアー "NEVER ENDING TOUR 2004 in JAPAN"    

WHITEHOUSE緊急来日    2/21(土)@青山CAY

P.J.L.シリーズ 「70年代日本のフリージャズを聴く!」Vol.1- Vol.10    本のフリージャズ全盛期の1970年代初めから1980年前後までのムーヴメントを鳥瞰する30枚を三期、半年でリリース

Yahoo!ブックス -西原理恵子インタビュー    

第2回紅白FLASH合戦    

自分好みの緊急用ブートCDをつくろう!     

地域・秋田県「自殺予防リーフレット」を全戸配布へ    

「この若者、礼儀作法保証します」…厚労省が認証制度    

秋田書店のコミックス紹介ページ大解剖!    

ウィトゲンシュタインに学ぶプログラム言語の本質    

一青窈が反戦のメッセージ    

長渕剛「文化は不良が創る」の人生観    

長渕剛/宮崎勤論序説    

100円ショップの青空文庫    『こっとん鉄丸』とか『巨人獣』の続きはでないのだろうか。

エアコンの手抜き工事について    

大木裕之『G8(カリ)-2』森美術館にて2/7から上映予定     




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