▲
サトエリ ko2で検索するとここしかヒットしないようですが、サトエリと村上隆の件の情報はここにはありません。すいません。
浅野いにお
★★★★
浅野いにお 『素晴らしい世界(1)』-----------------------------------
『サンデーGX』から新鋭の短編集。
短編集というのは売れないのでなかなか出版されない。それでも早々と短編集が出版されるということは、かなり期待されているのだろう。
『アフタヌーン』の四季賞をチェックしたり、
『コミックビーム』を定期購読したりというようなマンガ読みに高評価を得られそうな、と云うと大体どんな感じだか想像してもらえるのではないでしょうか。
ふらふらふらりする若者たちの「はじまり」を描く手つきがとても爽やか。
ただ全ての物語が「はじまり」だけで終わっているのが惜しい。必然的に暗くなるであろうその先もキボンヌです。
2chでは「つまんない
よしもとよしとも」と酷いことを
云われたりもしていますが、たぶんよしもとよしとももデビュー時は同じようなことを云われたと思われ。
斧田小は
早見純自選最低作品集『純にもぬかりはある』(
ひよこ書房,2001)の編集後記にて書いています。「小奇麗にまとまっただけの中途半端なエンタテインメントなど読みたくはないし、かといって自己を対象化できないまま単なる『気分』をあたかもリアリティであるかのように描写する手つきにも心を動かされない」と。実際、「気分」に流されているだけの作品というのがとくに若手には多いですが、浅野いにおには
羽海野チカと同様、「気分」をきちんと物語として語ろうとする意志を感じます。
-----------------------------------
2003年5月発行 小学館 SUNDAY GX COMICS [bk1・amzn]
ピーズ
Theピーズ 密会南関東シリーズ@
CLUB24 YOKOHAMA-----------------------------------
Theピーズのライブにイッテキマシタ、と
ワツニュ風に書き出してみる。
これで何回目のライブだろうか。もう書くネタがない。演奏曲目とか詳しいレポは
ここにあるし。
ハルが唄っていた、アビさんがギター弾いていた、シンちゃんドラム叩いてた。みんな素晴らしかった。言いたいことなんてホントそれだけ。それだけでいいんだけど。それでも、とりあえず何か書く。
出演は演奏順に、
50cc(もりくん)、
大矢侑史BAND、ピーズ。
元
グレイトリッチーズ→
ポテトチップスのもりくん(Vo.,G.)は何年かぶりにバンド活動再開。「もう40だしバンドやるしかないだろ、まだ20代だったら、実家継いだりできるけどよぉ」。沁みる。
元
SHADY DOLLSの大矢侑史。いちいち語尾に「イェー」って付けんのどうだろう。歌い方にしろ動きにしろずいぶんに「ロック」に酔ってるなあ。自分は酔えない人間なのであれだけ酔えるのは尊敬するけど、キマジメさが透けて見えてしまって、ちょっと無理してんじゃないの、と思った。そういう所を微塵も感じさせない点で、やっぱり
永ちゃんはスゴイんだなあ。
んで、ピーズ。いつもどおりニューアルバム
[amzn]中心で、昔の曲からは、「どっかにいこー」
[amzn]と「クズんなってGO」
[amzn]。「どっかにいこー」はハルのメロディメーカーっぷりが発揮された名曲で、今をときめく
氣志團もGIGでカヴァーしている(氣志團の歌う「どっかにいこー」の音源は、どことは言いませんがどこかのページにありました)。
「クズんなってGO」 作詞・大木温之
黄色っぽい映画をみて
なんだかとても酔っている
バカバカしい 涙も出ない
まってたけれど こなっかたけど
それならそれで いい いい
朝んなってもう どうでもよかった
朝んなってもう 眠い
クズんなってGO ヤケんなるチャンス
クズんなってGO いそげ
うすべったい じいさんが
さっきから ずっと酔っている
めんどくさくて 酔っている
「黄色っぽい映画」って何の映画だろうと、ずっと気になっている。特定の映画でなくて古ぼけた映画ってことだろうか。
新曲の「ギア」(仮題)は、サビに「♪アンチ グライダー アンチ グライダー♪」ってフレーズ。ニューアルバムのラストの曲が「グライダー」で、ライブでもよくラストに演奏する曲だが、もうそれに対するアンチソング作ってんだ。そういえば
三上寛にも「僕の『運』」
[amzn]って名曲をあえて否定する「虫の交尾」
[amzn]って曲がある。作っては壊し作っては壊し。難儀な道を進む音楽家たちにオラも付き合ってくんだ。
そして今日はもう1曲、初公開の新曲が!!! 「もう酒飲まねーって曲作ってたら、作りながらやっぱり飲んでた」と言うハルに、「それが言いたかったんだろー」とアビさんの突っ込み。新曲、今までになくハードな曲調で格好良い。新境地。歌詞は聞き取れなかったんだけど、2chの
スレには、鮪とか居酒屋のメニューを並べたような歌詞という書き込み
が。
「今日は年寄りばっかだから、オラ珍しく、ピチピチだぜぇ」とハル。もりくんなんてもう40歳だもの。年寄りなのにアビさんなんてダイブしてんだもの。
みんなそれぞれ生き延びて、それぞれ格好良い。
-----------------------------------
5月17日 CLUB24YOKOHAMA
□
岡田史子氏の作品集が出ます
1 名前:赤田祐一 2003/05/12 19:37 ID:fj93AlVU akata@asukashinsha.co.jp
宣伝で恐縮なのですが、神田神保町の出版社・飛鳥新社から、岡田史子氏の作品集が出ますので告知させてください。1巻は6月17日頃、2巻は7月17日頃、全国大手書店に並びます。未発表作、未発表カットももれなく収録、解題、岡田氏の書き下ろし自伝、高野文子先生の推薦文(予定)など。売りきれないうちに近くの書店にご予約ください。よろしくどうぞ。小生は担当編集です。
キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
もしかして同じ飛鳥新社から出た
ダディ・グース『少年レボリューション』
[bk1・amzn]を手がけたのも赤田さんかしら。岡田史子、某所でサイン会もあるんですってよ。
□
本の収納
ウチでは本棚に入りきらない本はただひたすらひたすら積むのみ。こないだとうとう雪崩が。
□
invalidな男
スタイルシートいじるの楽しい。ほっときゃ一日中やってる。← "( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ"
□
最強のママさんバトル=ポテトチップス対決
販売期間:5月6日(火)〜5月26日(月)
銀座のスナック(フレンチオニオンペッパー味) VS 場末のスナック(ソースコロッケ味)
「いらっしゃいませ〜何お飲になられます?あっ、おいしいおつまみがあるのよ〜。私の特製なんですよ〜。ポテトチップスなんだけどね〜。フレンチオニオンペッパー味でね〜。おいしい?うれしい〜。」
「ちょっとあんた飲みすぎよ〜!明日も会社なんでしょ〜よ。え?おなか減った?んもぉ〜これでも食べとけば〜。ソースコロッケ味のポテトチップスよ〜。うまいって?あたり前でしょ〜。これ食べたらさっさと帰るのよ〜。」
ヤマヨシ…… ヤマヨシならきっとどんな味でも
作ってくれる。
□
『水木しげる記念館 公式ガイドブック』
単行本未収録の短編漫画『五円玉』(1966年「ガロ」8月号収録)、『海おしょう』(1976年「どっかんV」9月号収録)とふたつのレア作品が読めるのもお値打ちです。特に「誰も人がいないところに五円玉が落ちていたら・・」の設定で、「つげ義春氏の場合」「小川あきら氏の場合」「水木しげるの場合」「白土三平氏の場合」とそれぞれの漫画家のパロディになっている『五円玉』が傑作。
□
オークション、アーティスト別売りやすさランキング
4位に注目。
□
タマちゃんと華麗なるシャンソン
□
メタリカ学習帳
□
「乗るぞ、乗るぞ」
□
村上隆のMiss ko2、5800万円で落札
□
スーパーえいごリアン
□
「どろろ(仮)」
□
親父が何にでも『味の素』をかけて食べる理由は
□中板橋商店街
横浜で
ピーズのライブ。横浜へいくまえに、中板橋の行きつけのカリスマ美容師の美容院で同居人が散髪するというので、ボキはその間、古本屋散策散歩。無職のときはここら辺をよくうろついていた。懐かしい。その頃は、同居人が住んでいた中板橋のマンションに転がり込んで養ってもらっていた。朝食と同居人用の弁当をこしらえて、昼寝して、夕飯の買い物の出かけて、古本屋の百円棚(だけ)を眺めて、夕飯を作って…… ということをこなすだけの毎日。
山形浩生『たかがバロウズ本。』
[bk1・amzn]に「貯めた自由は使わなきゃいけない」という名言があったけれど、まったく自由を使えていなかった。ただ中板橋商店街をウロウロしているだけ。ほとんど自宅に帰らず、久々に自宅に帰ったら、漬けおき洗いしたまま忘れていた洗濯物が腐ったりしていた。自由もほっとけばすぐに腐ってしまうのだ。
□買い物。
ブックマート大山店
島田虎之介『ラスト.ワルツ』
[bk1・amzn]
渡辺直己『日本「68年」小説論 かくも繊細なる横暴』
[bk1・amzn]
舞城王太郎『九十九十九』
[bk1・amzn]
伏見憲明『<性>のミステリー』
[bk1・amzn]
柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』
[bk1・amzn]
伏見憲明、柳瀬尚紀のみ百均。
河出文庫でとうとう『フィネガンズ・ウェイク』が
文庫化。←このページ、なぜかタイトルが「少女アリス」。わけがわかりません。
沢渡朔『少女アリス』復刊とかけてるのでしょうか。河出文庫といえば、『「奇譚クラブ」の人々』
[bk1・amzn]も気になります。
□
新日本書籍大山店
大槻ケンヂ『90くん』
[bk1・amzn]
百円。ここは色々ホスィものがあったので、また今度こよう。
□中板橋商店街はしっこの店
中板橋駅から商店街を歩いて、商店街終点あたりにある店。ずいぶんとエロマンガが増えていた。
ロバート・B・パーカー『初秋』
[bk1・amzn]
山田風太郎『青春探偵団』
[bk1・amzn]
西江雅之『風に運ばれた道』
[bk1・amzn]
全て50円ナリ。パーカー『初秋』は、ミニコミ
『酒とつまみ』で紹介されていて読みたかったので。あと
師走の翁『シャイニング娘。』
[amzn]、
しろみかずひさ『アルビレオ観測所からの監察』とかのエロマンガも欲しかったのだが、もう金もないし、リュックも重いのでまた今度。どうも作家主義的なエロマンガにしか目がいかないのは反省すべき。
ガルシアの首さん激賞の
西村寿行『学歴のない犬』
[bk1・amzn]がなかなかみつからないのは不思議。
□横浜
ピーズのライブ開始時間まで時間があるので、
中華街を散策。といってもまた古本屋なんだが…… 収穫はなし。杏仁ソフトクリームとかチャーシューマンとか食って中華街をうろつく。んで、関内駅のコインロッカーに荷物を預けて準備万端。いざ会場へ。
□
天久聖一&
タナカカツキサイン会@パルコブックセンター吉祥寺店
5/25(日) 16:00 - 『お前』
[bk1・amzn]『オッス!トン子ちゃん』
[bk1・amzn]購入先着200名様に整理券配布。タナカカツキはもう昔の叙情路線(『逆光の頃』とか)はやらないのかなあ。
□
『リトルモア』vol.24
空気公団、山崎ゆかり萌え (〃▽〃)キャー♪
この号では
サトエリの「でも、私も30ぐらいまでは、汚い言葉でも表現していこうとか、血流してやれ、投げつけてやれ、燃やすぞ! とか思う。納得するまで喧嘩したい、言葉で。(略)『いいよ、険のない言葉を発するような人間になるよりは、険のある言葉がどれだけ美しいか、私が見せてやる!』」って心意気に惚れた。あと、
大木裕之のフィルムからタイトルをとったと思われる
加賀智子の短編「あなたが好きです大好きです」に驚いた。こんな才能がいたのか。女子たちは元気だ。
□
『週刊漫画アクション』
一時期エロマンガ誌になってたけど、久々に手にとったら、エロマンガがひとつもなかった。変わりに、
山松ゆうきちやら
ロドリゲス井之介やら
バロン吉元やら
石原まこちんやらが描いている。
山崎さやかの連載や
豪ちゃんの「キューティーハニー」もアリ。
柳沢きみお(好きです!!)はまだ「翔んだカップル」やってるし…… なんかスゴイことになってる。とくにバロン吉本!!
OHPに
表紙があるので見てほしい。濃すぎる。展開が飛躍しすぎて物語の筋がまったくわからないのもスゴイ。連載ものでも一回読んだだけで、全体的なストーリーがおおまかに把握できるものだけれど、これはまったく予想もつかない。素晴らしい。
□図書館
和光駅近くの和食処で同居人と昼食をとった帰り、朝霞市立図書館へ立ち寄る。『文藝』
保坂和志・
冬野さほ特集号をちょこっと読み。こりゃ買って読んだほうがいいや。この図書館、初めてきたけど、新座や志木の市立図書館よりぜんぜん揃えがいいし建物もキレイ。今度は和光の市立図書館へもいってみよう。朝霞、新座、志木、和光の図書館は一枚のカードで全館利用可能なのだ。しかし!! この4館を合わせても、とうてい横浜市立図書館にはかなわない。横浜市立図書館には大学の授業をサボってよく通った。すぐそばの野毛山動物園(
がんばれ!はま子さん)では動物たちがやたら交尾していたし、夜はストリーキングの人に遭遇したりした。
□買物1。
古本市場朝霞店。
・
SABE『阿佐谷腐れ酢学園』
[bk1・amzn]
・
谷口トモオ『サイコ工場』
・
アルコ『ハイスコア(1)』
[bk1・amzn]
・
藤本和子『リチャード・ブローディガン』
[bk1・amzn]
・
保坂和志『明け方の猫』(≡゚∀゚≡)
[bk1・amzn]
・
森巣博『無境界の人』
[bk1・amzn]
・森巣博『無境界ファミリー』
[bk1・amzn]
・
森絵都『永遠の出口』
[bk1・amzn]
・
鵜飼正樹、
永井良和、
藤本憲一編『戦後日本の大衆文化』
[bk1・amzn]
・
佐野史郎『こんなところで僕は何をしてるんだろう』
[amzn]
・
大槻ケンヂ『大槻ケンヂのお蔵出し』
[bk1・amzn]
・大槻ケンヂ『わたくしだから』
[bk1・amzn]
SABEの新刊は今月1日醗酵なのにもう売ってた、ラッキー。谷口トモオって人は全然知らなかったんだけど、なぜか目について立ち読みしたらやたらおもしろかったのですぐさま購入。
山咲トオルを初めて読んだときみたいなショック。こーいう未知な出会いは嬉しい。アルコさんにはもう一生ついていきまっす。保坂和志は『文藝』を読むための予習で。森巣博と森永博志を今まで間違えてたことにやっと今日気づいた。一緒の人だと思ってたYO。森永博志の『続シャングリラの予言』
[bk1・amzn]ってのを前に読んでカナーリつまらなかったので、森巣博の本を見かけても倦厭してたのだけれど、そうか森永博志と森巣博は別なんだな。ごっちゃになってた。森巣博に悪いことしたな。森絵都は『カラフル』
[bk1・amzn]にしろ『宇宙のみなしご』
[bk1・amzn]しろ、ことごとく自分の涙腺を刺激してくれるので。『カラフル』は映画化されたけどあんまり話題にならなかったなあ。監督が
中原俊だから観なくちゃ。デモ、近所にレンタルビデオ屋がない。次々と牛丼屋になってくのだ。鵜飼正樹はフィールドワーク系社会学者。
宮台真司とか
大澤真幸とかの理論屋の影に隠れてしまってイマイチ一般的な知名度は低いけど、この人の本は全部おもしろい。永井良和は『ポップ・コミュニケーション全書』
[bk1・amzn]の近況欄で、エロマンガ論考を執筆予定と書いていたのだけど、どうなったのだろう。
□買物2。オークション落札物、最近届いたもの。
・
IANINIS XENAKIS『KRAANERG』
[amzn]
・
PENDERECKI『ORCHESTRAL WORKS』
[amzn]
・
ROGER ENO『swimming』
[amzn]
・
三上寛『砂山963』
[amzn]
・
見田宗介、
小阪修平『現代社会批判/<市民社会>の彼方へ』
[bk1・amzn]
・
久野収『発言』
[bk1・amzn]
ペンデレツキとかクセナキスとか、中学の音楽の授業で聴かせたほうがいい。道を誤る少年少女が何人かは絶対でてくるから。思春期のヤシに、ドではじまってドで終わるようなクラシックを聞かせたっておもしろいと思うわけないよ。退屈を教えるのが学校だってのは正論だけど、そればっかりじゃ息がつまる。
JapanCircuit
JAPAN CIRCUIT vol.12-----------------------------------
rockin'on主催のライブ
「JAPAN CIRCUIT」vol.12。出演は演奏順に、
ハナレグミ(
永積タカシ)、BANKS(
小宮山雄飛ニュー・プロジェクト)、
Theピーズ、
曽我部恵一の4組。
夜勤明けだけれど一睡もできず。最近オークションで落札した
アランジアロンゾのTシャツ
「お、わるいわるい」を着て出かける。
わるものがおならして、
ウソツキに「Oops, sorry」って謝まってる図柄。今度からライブのときは、いつもこのTシャツを着ていくことにしよう。
ハナレグミは
SUPER BUTTER DOGのボーカル、永積タカシのソロプロジェクト
(*)。ギター1本、弾き語り。曲も詞も声も素晴らしい。
ポール・サイモン並というと言い過ぎだろうか。「家族の風景」という曲では、
斉藤由貴の名曲「家族の食卓」
[amzn]を思い起こした(のは自分一人?)。SUPER BUTTER DOGもハナレグミもまったく聴いたことなかったので、思いがけない収穫。アルバム買おう
[amzn]。
小泉今日子のニューアルバム
[amzn]や
富田ラボのアルバム
[amzn]にも参加しているようなので、それも聴いてみたい。
小宮山雄飛の新バンドBANKSは今日が初お目見え。まあ、とくにひねりもない普通のロック。
ホフディランがけっこう手ぇコマしてる系の音だったので、このストレートな音は意外。歌詞がほとんど聞き取れず。MCは「バンクス!」のみ。
ピーズがトリかと予想していたが、3番手がピーズ。いつもは大抵ラストに演奏する「とどめをハデにくれ」でいきなり盛り上がる。1曲目からダイブの人が頭上を通っていった。前のほうにいると人波に揉まれて、もうタイヘン。それでも前にいなけりゃ気がすまないのは、たぶん貧乏性だからだ。「ドロ舟」でまた盛り上がって、自分も合唱。「♪張り合ってよーか シカトしよーが ハッピーだろうが ウラもーが ルール違反のルールもねーし 一蓮托生ドロ航海♪」。
ピーズスレの「合唱やめれ迷惑」という書き込みを見ていたので、あんまり合唱はしないようにしていたのだが、やっぱ、ね。
トリは曽我部恵一。ピーズと曽我部だったら、曽我部がトリのほうが後味がいいと主催者が思ったのかもしれない。
サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズ最終作、『キャプテン・スーパー・マーケット』は、ラストがハッピーエンドとバッドエンドの二通りあった。曽我部トリだとハッピーエンド、ピーズがトリだとバッドエンドのほう。そんな感じ。
曽我部恵一というと、
あがた森魚監督『港のロキシー』のサントラ
[amzn]に収録の「たそがれる海の城」という曲で、曽我部恵一の歌声がものすごく良くて、「ああ、いい声だなあ」と最近聴いて感心していたのだが、生で聴くとそれほどでもなかった。サニーデイとか
キリンジとかって、ライブで聴くより音盤で聴くほうが良いんではないでしょうか。ナマ曽我部は筋肉ついてて長髪でヒゲもあって、なんだかムサくて、キラキラした詞のイメージと合わない。「やっぱあの話してる声がいいよねー」って女子が言っていたけど、この人、ライブよりトークショーのほうが客が集まるんではないか。それもオサレな女子ばかり。ピーズのハルがトークショーっつっても、イタイ女子しか集まんなそうでイヤだ。
最後にセッションでもあるかと思って期待したが、やっぱナシ。そりゃそうだ。曽我部とピーズじゃ水と油、陰と陽、まったく正反対だもん。自分も曽我部が歌うようなキラキラした青春をおくりたかった。そうすりゃもうちょっとマシんなれたかも。でもやっぱピーズ体質なんだ、もう変えられやしねー。
全体を通して、マターリした雰囲気のライブで、ピーズの盛り上がりだけ浮いていた印象。ピーズが終わって、曽我部目当ての客と入れ替わるとき、「まあ! おダイブされてますわ」「野蛮ですわ」「汗まみれ!!」とかって、白い目で見られているような気がしてしまった。
*「ソロ・プロジェクト」とか「一人ユニット」というのは、芸名とは違うのだろうか? ロックで芸名っていうとちょっとかっこ悪いので、プロジェクトとかユニットとか言うのだろうか?
-----------------------------------
2003年4月10日 赤坂ブリッツ
□みんな
ブログブログって!!
おらもヤルよ。インチキ☆ブログ。人力でチマチマチマチマ、コメントをファイルに追加していくので、よかったらコメントください。どうせ一ヶ月に1回くらいのコメント数が関の山だろうから、人力で十分だろう。しかしこれでブログなのだろうか。いまいちよくわかってないです。
□
荒川だより終了
切実に読んでいたのだけれど。
□「毛布集めてます」
っていう人がウチにきたよ。「途上国へ送るいらない毛布を集めてます」って。「いらない毛布なんてないです」と追い返した。人のウチを訪問してる暇があったら、バイトでもして稼いで、その金を送ってあげればいい。それかタマ(と呼ばれる)アザラシを見にいってる暇人どものところへいって集めてください。毛布なんかより、来週
フォスター・プランへ6万くらい振り込まなきゃならないんだよ、俺は。ホントに。貯金が20万もないのに。
□
四方田犬彦「あるアザラシの報告」
「身近でアザラシと接するという体験をしたことがある。可愛いなんてものじゃない。生臭くて、ヌルヌルしていて、グロテスクで、しかも獰猛ときている。よくもまあ造物主がこんな不思議な、何の役にも立ちそうにない生き物を作ったものと、あきれ返るほどだった」。ということは、あの川沿いで見物している暇人どもは、もしタマ(と呼ばれるアザラシ)が陸に上がって近づいてきたら、わらわらと逃げるだろうな。想像すると笑えるなあ。
ジジェクなら、そのとき彼らは現実界に直面するのだ、なんて言うかな。
□今日の郵便物
・
ゆらゆら帝国『III』
[amzn]『ミーのカー』
[amzn]
・
JOJO広重『君が死ねって言えば死ぬから』
[Alchemy]
・
W・ライヒ『きけ 小人物よ!』
・
J・ウドコック『アナキズム1 思想篇』
[bk1・amzn]
ライヒの
オルゴンボックスはバロウズも愛用していたらしい。いまだにオルゴン関連の商品が開発、売られ続けているというのは驚き。オカルトはしぶとい。
熊木杏里
★★★★
熊木杏里 『殺風景』-----------------------------------
ある日、
WinMXというファイル交換ソフトをいじっていたら、「窓絵」という変わったタイトルの曲を見つけた。聴いてみたら良い曲だった。
熊木杏里という人の曲だった。アルバムが欲しくなって買った。というわけで、ファイル交換ソフトが普及してもCDの売上は変わらない、というかむしろアップするんじゃないだろうか、
CCCD反対ということも含めて、
一青窈よりも
柴田淳よりも、革命的に熊木杏里を支持します。
ソースは忘れたけど、柴田淳と一青窈って、自分で自分のこと「美人系」って言ってるんですって。腐ってる腐ってる腐ってる。熊木杏里は、そんなこと絶対言わない、(きっと)。
熊木杏里はテレビ番組『嗚呼!バラ色の珍生!!オーディション』をきっかけにデビューした。「バラ珍出身!! キワモノか!!」と言わないで。
ブランキーだって、イカ天出身ではないですか。出自はどうでもいい。どこからきたかじゃない。いまどこにいるかなんだよ。
曲調は「いつの時代だよ」とつっこみたくなるフォークテイストですが、よく聴けばイマの音になっている。詞はちょっと甘いけれど、「雨も降るけど 雪も降るけど 心の天気に晴れはない」なんてところ、好きです。
このまま癒し系へ堕落せず、目標の
井上陽水目指して頑張ってください。応援します。
-----------------------------------
2003年3月発売 [amzn]
--------------------------------------------------------------
最新
2003年
5月 4月 3月 2月 1月
2002年
11-12月
10月
9月
1月
2001年
12月
11月
8、9、10月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
2000年
1,5月
1999年
1,2月
1998年
12月
11月上旬
10月下旬
10月上旬
9月
7月
6月
5月
3月
1,2月
1997年
11月
10月
9月
8月
6~7月
5月
4月
3月
2月
1月
1996年
12月
11月
10月
9月
夏休み
7月
6月
5月
--------------------------------------------------------------
▲