さて、来月からは、毎日更新くらいの勢いでいきたい。
いい天気なので洗濯を三回する。
それでこんな天気のよい今日は何をしようか悩むのである。デ・パルマの『ファム・ファタール』は観るのが義務のような気もするが(とんだ妄想)、1800円は高いので、文芸坐あたりに落ちてくるまで待とうか。
シネフィル・イマジカで放送されたファスビンダーの『ベルリン・アレクサンダー広場』全14話を録りだめしてあるので観ようかしら。シネフィルイマジカは、月額視聴料がいきなり二倍の600円に値上がりしたので、もう契約やめようかどうしようかなあ。
ファスビンダーといえば、以前の日記でこんなことを書いたら、当の粉川哲夫さんから少し前にメールがきて驚いた。それによると、粉川さん、まだNeXTを使ってるんですってばよ。
NeXTっていうのは、スティーブ・ジョブズがMacの次に作ったやつで、まず外観がかっこいいし、NEXTSTEPってOSも直感的操作に優れていて、使いやすかった。大学時代はずっとNEXTSTEPだったから、はじめてウィンドウズを使ったときはヤボったいなぁと不満でしたよ。が、しかし、ウィンドウズの世界に慣れてしまった今では、いまだにNeXTっていう人たちの頑固さもどうだろうと思う。もうほとんど骨董趣味なんじゃないか。ウィンドウズが嫌ならば、Mac OS XとかLinuxとか、オルタナティブな選択肢はある。それでもやっぱりNeXTへの愛着は断ち切れないんだろうなあ。自分もいまだにデスクトップはなんとなくNeXT風だし、NeXTに呪縛された一人ではある。NeXTにはそれだけの魅力があった。
『週刊ヤングジャンプ』を久々に読む。
倉科遼原作、井上紀良作画のホスト成り上がりマンガ「夜王 -YAOH-」がバカっぽくでおもしろい。
ヤンジャンはバカとエロと暴力で正しく青少年してるんだけど、唯一、村上たかしの「ぱじ」が文部省推薦の匂いがする、いわゆる良心的なマンガで、おもしろけりゃそれもいいけど、とにかくつまらないので、青少年に悪影響を及ぼす恐れがあり。ここはひとつ、村上たかしをやめて、代わりに植田まさしを投入するべきである。今こそ植田まさし再評価を。『漫画アクション』の休刊で植田先生は少し暇なはずなので、快く引き受けてくれると思う。誰か、植田まさしのシリアスなストーリーマンガを、巻頭カラーでドカンと載っけるような野心的な、というか気の狂った編集者はいないものだろうか。
新座市立図書館で、大西巨人『精神の氷点』[bk1・amzn]、伊井直行『服部さんの幸福な日』[amzn]、色川武大・阿佐田哲也『エッセイズ(1) 放浪』[bk1・amzn]、カレル・チャペック『いろいろな人たち』[bk1・amzn]、L&N・ゴールドストーン『古書店めぐりは夫婦で』[bk1・amzn]『旅に出ても古書店めぐり』[bk1・amzn]、柳瀬尚紀『翻訳はいかにすべきか』[bk1・amzn]、安岡章太郎『戦後文学放浪記』[bk1・amzn]、香山リカ・福田和也『「愛国」問答』[bk1・amzn]など、ドカドカ借りる。駅前の分館なので、そんなに濃い本は置いてない。
経済的事情により、これからは活字本はなるべく図書館を利用する。読みたい本がなかったときは、購入リクエストをかける。いままでリクエストなんて面倒でしなかったけど、する。これが来月の目標である。マンガは買うしかない。
香山リカと福田和也の対談本、『「愛国」問答』[bk1・amzn]を読了。
香山リカがやたら白か黒かという二者択一の思考方式をとるので、もうちょっと待て、そんなに急いで結論出さなくてもいいんじゃないと思う。
福田和也が話題に出している、世界一たくさんマクドナルドを壊したジョゼ・ボヴェというフランスの人、知らなかった。フランスじゃ有名人で、かなり支持されているらしい。『地球は売り物じゃない!―ジャンクフードと闘う農民たち』[bk1・amzn]、『ジョゼ・ボヴェ―あるフランス農民の反逆』[bk1・amzn]。本もいくつか出ている。気になる。日本のスローフード運動は、勝ち組向けの生半可なものに成り果てているのでどうでもいいが、こういうラジカルなものなら勉強してみたい。
福田情報によると、綾小路きみまろの息子は東大理IIIとのこと。へぇー。
今月14日に始動した新しいライブハウス新宿red clothは、新宿JAMのちょうど合い向かいあたりにオープンしたのですが、red clothのリンクのページをみると、新宿JAMへのリンクがありません。ハルさんがMCで「新宿JAMのリストラ組が云々」と云っていましたが、やはり何か大人の裏事情があるのかなあ。お向かい同士仲良くやってほしいなあ。あと、「当サイトはリンクフリーです。」なのに、「リンクを貼る際はご一方メール下さい。」というのは矛盾ではないでしょうか。しかも誤字してますよ。
まあ、それはさておき、新しいだけあって内装がキレイ!! 壁紙とか照明の飾りとか、全体的に中華風でカワイイの。それなのに、ああそれなのに、せっかく室内が暖色系でまとめられているのに、緞帳だけが白い無機質なシャッターで浮いてるの!! 神は細部に宿るですよ。(たぶん使い方間違ってる……)
ハコの大きさはこじんまりしていて、ロッカーがない。リュックをしまえないので、今日は、まあ、後ろのほうでマタリと観ようと思ったけど、2曲目で「いんらんBaby」がはじまっちゃったから、さあタイヘン。やっぱ壁際にカバンを放って前のほうへ移動。ササッ((((・_・) どうせリュックの中身なんて読みかけの『生の技法』[bk1・amzn]と、たいした予定の書いてない手帳くらいだしな。なくなっても困らん。たまには手帳に大事な商談の予定とか書きこみたいぜー。10億くらい動かす商談とかさー。まあ、それ以前にスーツを着る仕事に一回もついたことがないんですが…… 負け組チェックは「負け組度13負け」「芸能人にたとえると、あのねのね」ですた……
閑話休題。
今日のピーズはノリノリだった。こんなのはじめて。ハルさんはギターでロンリーでサマーな曲をカヴァーするし、アビさんは裸んなって(それ以前から裸でしたが)ラブ・ミー・テンダーを熱唱。なんと、客席にまで降りてきたのにはビックリした。二人とも、そしていつもクールなシンちゃんも始終笑顔だった。あんな笑顔の三人をみれたの、はじめてかも。
シンちゃんは昨日誕生日。アビさんは連休中に家族で山へ行ったけど、雨で一日中テントでトランプ。お子さんの出すクイズに百問つきあわされたらしい。ハルさん、新曲の紹介で「自分の生まれた千葉の田舎の歌詞なんで、思い浮かべて聴いてくれ」って、誰も知らないよ、ハルさんの田舎の風景。みんなうけた。
曲は新旧とりまぜてほとんどベスト。「まったくたのしいぜGOGO」で締めなんて、楽しすぎる。いままでイチバン良かったライブは「日本酒を飲んでいる」が聴けた原宿アストロホールのライブだったけど、今回はそれに次ぐ。やっぱ小さいところでやると、いい。
例えば良い小説を読んでも、この程度なら自分でも書けるんじゃねーかと不遜なことを思ってしまうが、音楽に関しては、なかでもピーズに対しては、ほんとにかなわないと思う。うらやましいと思う。
ダラダラ線路は続くよって しぶてー
まだ走るよ
生き延びるんよ
「鉄道6号」[amzn]
アンコールが終わって、ピーズがひっこんで、会場に何か曲が流れ始めても、再度アンコールをキボンヌの拍手が鳴り止まず。鳴り止まず。キャロルの「ルイジアンナ」が流れ始めると、みんなの拍手がいつのまにかルイジアンナに合わせた手拍子に!! 会場の心が偶然ひとつになったところで、終了。
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8月18日 新宿red cloth
□「緊急座談会! 警察化する社会に抗して/何度でも場所をあけろ!」 こちらにも
アランジアロンゾの代官山店へ。
同居氏がパンダ虫を、自分はパンダのグラスを。このパンダ、なにかクスリをキメているんじゃないかと思うほど、陽気だ。テンション高すぎる。
『アランジマシンガン vol.1』[bk1・amzn]はワルモノが表紙。中を開くと、ワルモノが、「何もやる気がしない」「何をしてもつまらない」「他人がねたましい」とダルーな主張。これって、文部省が配布した「こころのノート」の、「いつも明るい心でいなきゃいけない」という強制的な思想と正反対だな、とちょっとワルモノを見直した。いいぞ、ワルモノ。
渋谷で『茄子 アンダルシアの夏』を観ようと思ったんだけど、劇場の場所がわからずうろうろしてたら最終上映開始時間を過ぎてしまう。
夕食を食べてタワーレコード渋谷店へ。
むかしは5Fの隅っこの音響系コーナーによく通ったものだけれど、久々に来てみたらあまり魅力を感じないのは、もう今ではインターネットでほとんどの情報を得られるからだろう。今でも「音響」というカテゴリーの棚ではなくて、あくまでニューエイジの中の「その他」なのが新鮮ではあった。
YMOフェアの展示機材↓。
ブツブツとスイッチがいっぱい。また蓮コラを思いだしてイヤだなぁ、もう。
夜中の三時くらいに目覚めると、FNSドキュメンタリー大賞「『日本病』の正体〜政治家 石井紘基の見た風景〜」をやっていた。石井紘基が右翼活動家に刺された事件のドキュメンタリー。引きこまれて最後まで観た。
『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』 [bk1・amzn]のベンジャミン・フルフォードが、既得権益で腐敗した日本の経済について、「他の国だったら革命が起こってる事態。このままだと日本もアルゼンチンと同じように経済崩壊する」と。
生きてる間に一度くらい革命を経験したい。
今日の気になる気になる本。→過去リスト
□ 『死霊のはらわた』ミュージカル化 * アルティメット・セットが届いたのはいいが、支払いがままならぬ。
□ 蔵書印の世界
出版不況を「新古書店」のせいにして批判する人たちは、殆んど「古本屋通い」をしたことのない人たちだ。おそらく学生の時にまともな本一つも読もうとも、買おうともしなかったのだろう。古本屋には欲しい本などない。そこには「新しい出会い」があるだけなのだ。
□ NEC「PC-9800シリーズ」ついに受注打ち切り まだ作っていらしたのですか!! 小学生んときは9801が欲しくて欲しくて欲しかった。『LOGiN』の広告にあった団地妻のエロゲとかやりたくてやりたくて。
挨拶労働。出社して「お疲れ様です」と挨拶するだけで疲れる。会社というものは、自動化された挨拶が多くてうんざりする。cf.感情労働
本の購入記録、補遺。
新刊書店↓
古本屋↓
どっかのブクオフか古本市場。忘れた!!!↓
オークションにて↓
同じポーズで。
中野書店の古書目録が届く。
はじめのページにある挨拶文。
「夏の江戸の風物といえば花火……(省略)……江戸っ子たちは『たまやー、かぎやー』と声かけをして、暑気をはらっていたのでしょう。皆様は『ほんやー、ほんやー』の声かけで、暑さをふき飛ばしてください」。
夏はデパートの古本市の季節で、京王百貨店でも、伊勢丹でも、東急デパートでも古本市があるけど、そこで「ほんやー、ほんやー」なんて叫んでたら、ただのヤバイ人だって!!
最近購入CD
どれもみんな良い。
『シノブ伝』[bk1・amzn]のドラマCDは、音速丸役の若本規夫が、「誰? 誰なの? ボクのHマグナム砲付近をモシモシしてるのはー!!」とか、エロバカなセリフを渋い声で熱演。上手いなぁ。
O.P.KINGはとくに素晴らしい。「温泉行きてーなー 海水浴行きてーなー 来年40 通り過ぎる夏」。シンイチロウ(ピロウズ)さんの歌声が沁みる。
ソウルフラワーは、「君の街にマルクスが来た」と力強く。中川以外には唄えない歌ばかり。スゴイ。
「ニュースステーション」のRIP SLYME特集を偶然に。
メンバーの一人が、「反抗期はなかった。ぜんぜんそーいう抑圧とかない」みたいなことを云っていた。いや、まぁいいけどさ、それでも。でもなあ……。
「日本のヒップホップにはもともとヒップホップのもっていた政治性が抜けている」というような酒井隆史の発言が、ライムスターに批判された、という話があったなぁ、と『実践カルチュラル・スタディーズ』[bk1・amzn]をパラパラと開く。「酒井隆史にとっては不幸な事故」「対立に心が痛む」と酒井に対してやたら気を使っていて、友人だからではないってあるけど、やっぱ友人だからだろう。同業の友だちを持つとタイヘンだ。
ライムスターでカルスタするのは簡単だけど、カルスタならむしろ、ヒップホップのシーンと関係ないけど、でもやっぱ一応ヒップホップという中途半端な立ち位置のリップ・スライムを研究したほうが日本独自でおもしろそう。あまりやりがいのない仕事だけど。
同居氏の感想は、「リップスライムって、ユニコーンのフォロワーかと思って注目してたけど、ぜんぜん違ったみたい」。
新座市立図書館で、
を借りる。返却期限は8月19日。忘れずに。
暑さにうだるハム氏。
購入本。
茄子本は高野文子との対談目当てに和光駅前の本屋で。あとはブックオフ朝霞台店。
福本博文『黄金の犬たち』は、犬を繁殖させると利殖になる、と騙して犬を売りつけていた会社についてのノンイクション。殺人事件も絡んで、「東京畜犬事件」として有名な事件だったらしい。こーいうマルチっぽいのって、今でも横行してるんだろうな。カブトムシとか。
『レコスケくん』がツボにはまる。
『がじぇっと(1)』はいい感じのジュヴナイルSF。
『ゆめのかよいじ』は新しいリマスター版[bk1・amzn]でなくて、古いほう。古いほうのほうが好きだ。持ってたけど百円だったので買う。
谷川史子はどうも読んだことあるなーと思ったら、やっぱり前にも買ってた。だぶり。だぶだぶ。
同居氏と、和光駅近くの「魚とや」(ととや)という和食所で、昼食。
会計時、同居氏が支払いをしたら、店員が「領収書いりますか?」と珍しいことをきいてきた。同居氏の推測によると「バイトの面接をしていたのと間違われたのでは?」と。
ああ、なるほど。確かに同居氏は会社員の服装だったし、自分は無職っぽい貧乏な格好だったな。確かに平日昼間でこの組み合わせだと、バイトの面接みたいだろうけど、(´・ω・‘)ショボーン。
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