空白部分はおいおい埋めていきます。2002年11月24日の原宿アストロが今のところベストライブ。
川崎ワンマン
Theピーズ ワンマンライブ-----------------------------------
だらだらって三人が登場して、いってみましょうかねぇ、と、なんとなくはじまるピーズのライブだが、今回はひと味違った。まずアビさんが紫のシャツに黒のスーツ、リーゼントでビシっと決めて、ロカビリーっぽい音楽に合わせて登場。客席へ向かって、右、左、真ん中と3回、手を胸に当てて深々と礼。とうぜんワレワレは大盛り上がり。
こんなの初めて。どうしちゃったんだ、はじまりからしてやたらカッコイイじゃないか! さすがワンマンだと違うなぁ、今日はこのままクールに走るのか、と思ったら、「Mr.カウパア」をやる前にハルが、「クリトリスの皮を剥けー 剥くんだー 剥いて剥いて剥きまくれー」というような下品なことをしつこく云っていたので、やっぱりいつものピーズだ、ちんちん勃つぞ。
「今日はうしろでマターリと楽しもう、でないと明日がつらい、筋肉痛で起きられない」と毎回思うんだけど、でもいざ演奏がはじまると、前のほうへいって揉まれてしまうのだ。誰だって「とどめをハデにくれ」や「シニタイヤツハシネ」をうしろでマターリと聴くなんてこと、できやしないだろう? 「シニタイヤツハシネ」のイントロを聴いただけで、おれはもう冷静ではいられない。体が震える。なんだろう、これは、この曲はいったい!
ハルが今日はたくさんしゃべっていた。アビさんの娘さんにお年玉をあげようとしたが袋がない。手製の袋を作って渡したら「何これ?」みたいな冷たい目をされた。でもあとで「ありがとう」と書いた手紙をもらってうれしかったぜ。戦場に藤あや子が慰問に行って、自衛隊のみなさんのために唄うのは「シニタイヤツハシネ」。お馬さんで4万負けた。今年はせっかくヒーターを買ったのに暖冬じゃねーか。誰かが死ぬまで続けるから、みんな死ぬな、おまえもおまえも(と客席を指さして)、でもみんな死にそうなヤツらばっかだー。
山本直樹のむかしの『まかせなさいっ!』
[amzn]ってマンガのラスト、唐突に肉体労働者風の男が登場し、自らを神様と名のって、登場人物たちに、「お前は死ぬ… あんたも死ぬ… あんたもあんたもあんたも いつかはみんな死ぬのだ」と予言する(
鎌田崇太郎が指摘するようにヴォネガットを髣髴とさせる)場面を思い出した。ハルは「死ぬな」と云っているので、逆なんだけれども。しかしかつてハルも「わざわざこんなチッポケな僕も死んでしまうのさ」
(*1)とうたっていた。同じひとが、紆余曲折を経て、今では「死ぬな」と呼びかけている、その姿というのは感動的である。そしてあくまで「死ぬな」という「生きのばし」であって、「生きろ」というポシティブなことを他者に云わない、云えないのがハルらしい。おれはこういうひとしか信用しない。
あー、また死ぬとか生きるとかいう話になってきた。我ながら、キモイので、もうヤメ。今日はアビさんのダイブを見れたし(それも二回も!)、「
ドロ舟」「
脳ミソ」で飛び跳ねたし、アンコールではイチバン好きな「じゃますんなボケ」を聞けたし、新曲もどれもこれもカッコイイ曲ばかりだし、楽しい楽しい。わざわざ川崎まで遠征して正解だった。
3月はじめにニューアルバム
[amzn]発売、4月にはワンマンツアー、5月には
日比谷野外大音楽堂でワンマン。年とると時間が早く過ぎていくので、5月なんてもう、すぐ、だ!!
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1月6日 川崎クラブチッタ
(*1) 活動休止前のラストアルバム『リハビリ中断』
[amzn]は、一曲目の冒頭からいきなりこの歌詞で、はじめて聴いたときには、「いきなりコレかー!!スゲエ」とビビった。そしてまたメロディーが素晴らしいので、今でもことあるごとに口ずさんでしまって、「どうせ死ぬんだしもういいや」とか「死ぬなら死ぬまで生き延びてやる」とか、ダウナーとアッパーを繰り返してしまうのだ。
この歌詞についての詳しい分析は下記参照↓
http://www.masukakizaru.com/index.cgi/Pees/ron/ron14.html?seemore=y
熊谷VOGUE
noodles ,
トモフスキー ,
Theピーズ
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2003年11月24日 熊谷VOGUE
横浜24
カスタムズ ,
RADIO CAROLINE ,
Theピーズ
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関内駅のロッカーに荷物と上着をしまった。駅から会場まで徒歩10分くらい、この寒い中を半そでで歩く。一瞬自分の半そで姿を見て「気狂いかしら?」と目をそらす人多数。ちょっと恥ずかしいが、でも世間の目なんてどうでもいいんだ、だってこれからピーズを聴きにいくんだもん。
CLUB 24 YOKOHAMAへの階段を下りて扉を開けると、すっごい混んでる。なんでこんなに人がいるの? 連れに聞くまで知らなかったんだけど、対バンの
RADIO CAROLINEのメンバーが、解散した
ミッシェル・ガン・エレファントの
ウエノコウジとのこと。なるほろ、そいでか。
最初の
カスタムズは間に合わず見逃し。
RADIO CAROLINEは格好良い音でした。ただボーカルの元
ギョガン・レンズの人が、
古田新太似なのに、やたら舌を出してペコちゃんウィンクを連発したり、動きがノリノリで笑ってしまってなぁ。古田新太似なのに、MR.パッチと名乗るのもなぁ。古田新太似なのに。しばらくこの人の動きがハヤリそうな予感。一緒に行った同居氏は、さっそく帰り道にパッチ氏のウィンクの真似を披露していた。
さて、ラストにピーズですが、今回はベースの音が突然出なくなるというトラブルが発生
。ウエノコウジがわざわざ舞台に出てきて、アンプを取り替えたりした。よってピーズ+ウエノコウジという珍しい場面が見れたわけだが、ウエノコウジが姿を現したとたんに、後ろのほうにいた人がドドっと前に迫ってきて、さすがすごい人気。
ウエノ氏がアンプを直したから、いつものハルのベース音とはちょっと違った太い音に。「男前の音だ!! これが幕張メッセの音だ!!」とハル。
今回は「いちゃつく2人」とか「エッチ」とか「タクシー」とか、ファーストの『グレイテスト・ヒッツ Vol.1』
[amzn]の曲が多かった。同じファーストでも『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』
[amzn]のほうが自分は好きなので、いつかそちらも演奏してほしいなぁ。「なっとうばかりくっててもいいのか」とか名曲です。
昔の曲では大盛り上がりで、ダイブ続出。頭上を渡っていく人の足がモロに自分の前歯に当った。困るんだから!! これ以上歯が欠けたら困るんだから!! 気をつけてください!!
昔のバカっぽい曲や、
「小さな木の実」を真面目に演奏するのを聴いていて、むかしバンドブームの頃はこんな雰囲気だったのかなぁと思った。たしかバンド・ブームって、自分が中学生の頃だったと思うけど、群馬の中学生にはぜんぜん実感できなかったな。テレビで「イカ天」をたまに観たくらいの記憶。その頃はナガブチとかオフコースとか聴いて大満足してたんだもんなぁ、とさりげなく恥ずかしいカミング・アウトをして今日は終わります。
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2003年11月22日 CLUB 24 YOKOHAMA
下北沢QUE
マモル&THE DAViES ,
Theピーズ
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2003年10月11日 下北沢CLUB QUE
新宿LIQUID
SPARTA LOCALS ,
MO'SOME TONEBENDER ,
Theピーズ
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2003年8月30日 新宿LIQUIDROOM
red cloth
テリー島村グループ ,
The ピーズ-----------------------------------
今月14日に始動した新しいライブハウス新宿red clothは、新宿JAMのちょうど合い向かいあたりにオープンしたのですが、red clothのリンクのページをみると、新宿JAMへのリンクがありません。ハルさんがMCで「新宿JAMのリストラ組が云々」と云っていましたが、やはり何か大人の裏事情があるのかなあ。お向かい同士仲良くやってほしいなあ。あと、「当サイトはリンクフリーです。」なのに、「リンクを貼る際はご一方メール下さい。」というのは矛盾ではないでしょうか。しかも誤字してますよ。
まあ、それはさておき、新しいだけあって内装がキレイ!! 壁紙とか照明の飾りとか、全体的に中華風でカワイイの。それなのに、ああそれなのに、せっかく室内が暖色系でまとめられているのに、緞帳だけが白い無機質なシャッターで浮いてるの!! 神は細部に宿るですよ。(たぶん使い方間違ってる……)
ハコの大きさはこじんまりしていて、ロッカーがない。リュックをしまえないので、今日は、まあ、後ろのほうでマタリと観ようと思ったけど、2曲目で「いんらんBaby」がはじまっちゃったから、さあタイヘン。やっぱ壁際にカバンを放って前のほうへ移動。ササッ((((・_・) どうせリュックの中身なんて読みかけの『生の技法』[bk1・amzn]と、たいした予定の書いてない手帳くらいだしな。なくなっても困らん。たまには手帳に大事な商談の予定とか書きこみたいぜー。10億くらい動かす商談とかさー。まあ、それ以前にスーツを着る仕事に一回もついたことがないんですが…… 負け組チェックは「負け組度13負け」「芸能人にたとえると、あのねのね」ですた……
閑話休題。
今日のピーズはノリノリだった。こんなのはじめて。ハルさんはギターでロンリーでサマーな曲をカヴァーするし、アビさんは裸んなって(それ以前から裸でしたが)ラブ・ミー・テンダーを熱唱。なんと、客席にまで降りてきたのにはビックリした。二人とも、そしていつもクールなシンちゃんも始終笑顔だった。あんな笑顔の三人をみれたの、はじめてかも。
シンちゃんは昨日誕生日。アビさんは連休中に家族で山へ行ったけど、雨で一日中テントでトランプ。お子さんの出すクイズに百問つきあわされたらしい。ハルさん、新曲の紹介で「自分の生まれた千葉の田舎の歌詞なんで、思い浮かべて聴いてくれ」って、誰も知らないよ、ハルさんの田舎の風景。みんなうけた。
曲は新旧とりまぜてほとんどベスト。「まったくたのしいぜGOGO」で締めなんて、楽しすぎる。いままでイチバン良かったライブは「日本酒を飲んでいる」が聴けた原宿アストロホールのライブだったけど、今回はそれに次ぐ。やっぱ小さいところでやると、いい。
例えば良い小説を読んでも、この程度なら自分でも書けるんじゃねーかと不遜なことを思ってしまうが、音楽に関しては、なかでもピーズに対しては、ほんとにかなわないと思う。うらやましいと思う。
ダラダラ線路は続くよって しぶてー
まだ走るよ
生き延びるんよ
「鉄道6号」[amzn]
もうずっと走って、一生うらやましがらせてくれ。一生うらやましがってやる。
アンコールが終わって、ピーズがひっこんで、会場に何か曲が流れ始めても、再度アンコールをキボンヌの拍手が鳴り止まず。鳴り止まず。キャロルの「ルイジアンナ」が流れ始めると、みんなの拍手がいつのまにかルイジアンナに合わせた手拍子に!! 会場の心が偶然ひとつになったところで、終了。
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8月18日 新宿red cloth
Rockin' Liberty
O.P.KING『O.P.KING』
[amzn]発売を機に、最近のピーズ追っかけ記録をまとめて書きます。もともと出不精だから、ピーズが復活しなかったら、こんなにライブにいくこともなかった。
Theピーズのおかげで、いろんなバンドを生で観ることができた。
しかーし、梅雨でジメジメしてるからか、どうも最近文章を書くのが億劫だ。気乗りしない。そもそも文章の書き方が分からなくなってきている。実際ここまで書くのに30分はかかっている。自分の書いた文を読んでいる人がいると思うと、緊張してやたらと汗が出る。でも何か薬を、例えば
プロザックとかを飲んだりして、こんな状態を治そうとは思わないんだ。プロザック飲むなんて
歴史修正主義みたいでイヤだ。「何でも治すというクスリなどないけどよ あるとして飲まないさ」
[amzn]。「お先真っ暗 充分だ ヒン曲がったまま 引きずったまんま」
[amzn]。「タフなドロ船 答えは必要ねー ドロ船に沈む ドロ船で笑う OK ヒビ入ってそーだ おちつけ おちつけ どーせ沈めれんだ 楽しんでみー」
[amzn]。Theピーズのおかげで。
その他いろいろ。Theピーズのおかげで。
「
Rockin' Liberty」
インビシブルマンズデスベッド ,
UNLIMITED BROAD CAST ,
03 ,
フラワーカンパニーズ , The ピーズ ,
YO-KING ,
外道
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何年かぶりに川崎駅周辺をぶらつく。いい顔のオヤジが多い。若いのも刺青してたりボディピアスしてたりと、活気あるやさぐれた雰囲気。ゴミゴミしてるけど開放感がある。いい古本屋も多いので、好きな街。川崎で工場バイトしていたときによく通った大通りの古本屋で、『
COMIC ぷちみるく』vol.1、
天竺浪人『BLIND』
[amzn]、
米倉けんご『私立星之端学園 恋愛専科』
[bk1・amzn]、
ルナン,
フィヒテ,
バリバール,
鵜飼哲『国民とは何か』
[amzn]を購入。相変わらず安くて品揃えもよく、店内の雰囲気も全く変わっていなくて懐かしかった。(そうだ、川崎と云えば、今度
川崎市市民ミュージアムで
向井秀徳コンサートがあるみたい。やるな川崎)。んで、クラブチッタへ。
会場は平日だからか空いている。
まずはじめに、インビシブルマンズデスベッドですが、ヴォーカルの人が、ステージ脇からパイプ椅子をいくつか取り出してきて、ステージ中央に並べはじめたんです。あたし、何をはじめるのかと思ったんです。そうしたら、パイプ椅子をひとつ持ち上げて、頭の上でパタパタと、椅子を開いたり閉じたりしはじめたんです。それだけなんです。ずっとそれだけなんです。なんか少し変なんです。でも、あたし、感じちゃったんです。あと、でっかいスピーカーの上によじ登って、つもった埃を、パッパッって、手で掃い続ける姿にも、すごく感じちゃったんです。(なぜだか
宇野鴻一郎風に書いてみたくなったんです。
変換フィルタ 宇野鴻一郎なんです、なんてあるんです)。
UNLIMITED BROAD CAST。「人を羨むことをやめたら 自分が好きになった」とかいうありふれた言葉を、恥ずかし気もなく堂々と歌える最近の若者はどうなっているのか、不思議に思った。「絶対に違うことを言ってやる!!」
[amzn]くらいの心意気は欲しい。
03はドラムが
そうる透、ベースに
T.M.スティーブンスという大御所ふたりに、ギターの女の子と全く新人のボーカルの女の子のバンド。今回はT.M.スティーブンスは欠席。そうる透のドラムはさすがだし、ボーカルもギターもソツなく上手いとは思うんだけど、うーーん、
ナンシー関が「
夜もヒッパレ」について云ってたように、音楽って、うまけりゃ良いってことじゃないんだよな。曲のタイトルが「憂国」とか、諸所に
ぷちナショ入ってるのも、どうも自分の趣味と相容れない。
与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を歌っていたんだけど、反戦=与謝野晶子って、教科書に載ってるそのまんまだよ。もうちょっとヒネリがないのかと思う。最近若いバンドが「いちご白書をもう一度」とか「贈る言葉」とか、本来ならパロディのネタ元にしかならないものをまともにカヴァーして、しかもそれが売れているということは、ヒネリというかパロディというか、そーいう屈折が尊ばれた時代はもう過ぎたんだろうか。大衆に余裕がなくなってきてる? 「03」っていうやたら検索しにくいバンド名は、東京って意味だそうです。やっとこさ見つけた
オフィシャルと
ファンサイトとおまけで
インタビュー。オフィシャルにある、音楽ライター/
稲井想(googleで一件もヒットなし。誰?)って人の「コイツら少なくともJIS規格じゃない」というコメント、笑いますた。このフレーズ流行るかも、個人的に。
フラカンはステージも客もノリノリ。ボーカルのケイスケさんが、シャツと靴と靴下まで客席へ投げたのはいいけど、最後、「はい、こっちに投げて」って、ちゃんと全部、靴下まで回収するのには腹がよじれた。おもしろすぎる。毎回あのネタやってるんだろうか。
んで、ピーズ。ハル側には女子がいっぱいで気が引ける。しかし、噂によるとアビさん側ではゲロを吐いてる人がいたらしいので、ハル側にいて正解だったみたい。MCでは「家にクーラーがない」ってのが沁みた。さいきん「とどめをハデにくれ」をやってくれないのね、さみしい。カスのまま、わけわかんねーまま散りたいぜー。世の中とか要らねーって、踊り狂いたいぜー、飛び跳ねたいぜー。でもコレって贅沢な願いだよ。だってピーズを生で観られるなんて全く思ってなかったんだから。何の曲をやろうと構いはしねーんだ。もう。ほんとに。観れるってだけで。
この日ちょっと衝撃だった会話。若い女子たちの会話で、「YO-KINGと外道、どっちがトリ?」「YO-KINGでしょ」っていうの。えーー? YO-KINGと外道だったら、どう考えても外道がトリでしょ。やっぱり「教養」って廃れてるんだなあ。
YO-KING。YO-KINGは幸せオーラが出まくってて、眩しい。ハルと違って、家にはクーラもあるだろう。帰ればYUKIがご飯作って待ってたりするんだよ、きっと。軽く嫉妬。まあ、しかし、幸せである必要はないんだ。人のことは人のことだ。
トリはもちろん復活した外道。ステージに
鳥居が!! スッゲー。1曲目はベストアルバム
[amzn]でも1曲目だった「香り」。♪げー、げげげげげげげげげげげげげげげげげげげげ外道!!!♪ これが聞けただけで、もう満足。だってあの音圧で、歌詞が「げー、げげげげげげげげげげげげげげ外道」だよ。何回きいても、いくつ「げ」があるのかわからん。かっこ良すぎ!! 外道が解散した1976年、オラ、まだ生まれたてほやほやの1歳。「確かに未来が昔にはあった」
[amzn]。
電車がなくなるので早めに帰らないと、ってことで、外道の途中で会場を後にしたにも関わらず、人身事故で山手線その他がストップし、やたら遠回りに乗り継いで帰宅。ライブより帰りの電車のほうが疲れたのもいい思い出だ。
外道Tシャツやっぱりホスイ。買えばよかった。(白地に赤い字のTシャツのほうが好きなんだけど画像が見つからない)。
(ちなみにここまで書くのに5時間かかってる。一晩かかってこれだけ。もう疲れた、寝る。
冒頭、まとめて書くって云ったけど、やっぱヤメ。続く)。
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7月22日 川崎CLUB CITTA'
せんごチルドレンII
「
せんごチルドレンII」
ゆらゆら帝国 ,
こだま和文(
DUB STATION) ,
マゾンナ ,
Theピーズ
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「早く行きすぎて時間がむだになるのも嫌だし、遅刻も嫌だから、絶対ギリギリになって、死ぬ思いをして、結局遅刻したらさらに沈む。あの時間に追われてる時が、生きてて一番辛い時かも知れない」と『
クイック・ジャパン』の1998年18号で
鶴見済が書いているのを最近読んだ。自分もまったく同じ。なるべく早く着きたくない。早く着いたって手持ち無沙汰で困る。だから早く着くくらいなら遅刻したほうがマシ。けど遅刻はしたくないから焦る。変だ。変だが仕方ない。
分裂病質(
schizoid)の症候の一種だろうか。それで、今日も開演時刻ちょうどに野音に到着。例えば、目的地もなくブラブラ散歩したりできる人はスゴイと思います。やりたいけれど、そんなこと自分はできません。
野音は座席指定なので今日はゆるりとできる。いつものぎゅうぎゅうづめのライブハウスもいいけど、たまにはこういうゆったりとしたのもいい。しかもプロモーター先行でチケットとっただけのことはあって、前から六列目で、背もたれもある特等席。プリングルスつまみにビール飲んで、へべれけ。いつも見かける、ピーズサイトで有名な
マスカキたん、さすがに今日は指定席だから見つからないなーと見回したら、すぐ斜め前の席にイターーーー。もと
広末狂い同士なので、勝手に親しみを感じているのだ。ああ、今日はほんとにベストコンディション。
ゆらゆらさんはいつものように無口に淡々と演奏。たった3人であれだけ分厚い音圧を醸せるのは素晴らしい。
こだま和文、いつものように「ワンツー、ワンツー」。ワンツーはエールの言葉。夕闇にDUBが映える。空を突き抜けていくトランペットの音。たしか
T.S.エリオットの「思い切って/ぼくに/宇宙をかきみだせるか」という詩の一節を思い起こす。ワンツー、ワンツー。みんなにワンツー。
マゾンナ。マゾンナってあのノイズで世界的に有名なマゾンナだよなあ、ほんとに野音でモロのノイズやるのか、はじまる直前になっても信じられなかったが、やっぱりほんとに山崎マゾがステージに登場、マイクのセッティングをはじめた。しばらくして突然、奇声!! 叫びながらステージ上を走りまくる。マイクスタンド倒す。転げまくる。縦横無尽に転げまわる。転げまわる。転げまわる。2分くらいのたうち回って、ステージから去るマゾ山崎。えっ? 終了、もう終了? 3分もたってない。でも終了。客席からは「ウォー」と、ゆらゆら帝国のときよりも、こだま和文のときよりも大きな歓声。鮮やか過ぎるマゾンナ、さすが。マゾンナ、死ぬまでに一度は実際に観たほうがいいです。マゾ山崎の勇姿に泣けてくる。
んで、すっかり日が暮れて、いい雰囲気の闇に包まれたところで、いよいよピーズ。いきなり「グライダー」で。立て続けに「シニタイヤツハシネ」で。
変態 凡人 年をとれ
死にたい奴は死ね
満足するくらいの夢でもみてれば
いちいちにつまる程のヒマはないのさ
何べんも思いどおりにいかないばかりで
とうとういい夢もみれなくなったのさ
死にたい奴は死ね
死にたいときに死ね
死にたい奴と死ね
死にたい奴は死ね
調子んのって弱音吐いて弱気になれてる
ヒマなオイラは後悔する タラレバと
する事何もないならケツでも出せば
オラもうする事何もないしケツは出たまんま
死にたい奴は死ね
死にたいときに死ね
死にたい奴と死ね
死にたい奴は死ね
死んでなんかいらんねー。もう、もうほんと涙を堪えるのに必死だった。なぜか今日は涙もろい。もう、もう……。野音でピーズが見られるってだけでも奇跡のようなのに、「グライダー」「シニタイヤツハシネ」、ほんとに日が暮れてる中で「日が暮れても彼女と歩いてた」キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!「鉄道6号」キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!「どっかにいこー」キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!。キタキタって我ながらバカだが、
ロッキンオンじゃないし、んな大層なこと書けねーや。ゆらゆら帝国が終わったら前の席の4人組が帰っちゃったから、よく見えたし気兼ねなく歌えたし、いままで見たライブでイチバン音も良かったし、アビさんは4、5年ぶりに気合入れてリーゼントだし、雨は降りそうで降らなかったし。
「せんごチルドレン」ってイベント名の意味が不明なんだけど、こだま和文を出すということは一応反戦イベントなんだろうか? よくわからない。せめて主催者からイベント名の由来の説明くらいあってもいい。曖昧でなくちゃんと反戦を打ち出せばいい。アメリカとイラクの戦争だって実はまだ
終わってないし、
有事法制だって施行されちゃうし、今現在だって日本製の兵器で戦争やってる国はいっぱいあるなか、「せんご」ってのは呑気すぎるし、「せんご」と平仮名で表記するセンスとは相容れないけど、演奏はみんな素晴らしい内容だった。みんなワンツー、ワンツー。
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6月15日 日比谷公園大音楽堂
密会南関東
密会南関東シリーズ@
CLUB24YOKOHAMA-----------------------------------
Theピーズのライブにイッテキマシタ、と
ワツニュ風に書き出してみる。
これで何回目のライブだろうか。もう書くネタがない。演奏曲目とか詳しいレポは
ここにあるし。
ハルが唄っていた、アビさんがギター弾いていた、シンちゃんドラム叩いてた。みんな素晴らしかった。言いたいことなんてホントそれだけ。それだけでいいんだけど。それでも、とりあえず何か書く。
出演は演奏順に、
50cc(もりくん)、
大矢侑史BAND、ピーズ。
元
グレイトリッチーズ→
ポテトチップスのもりくん(Vo.,G.)は何年かぶりにバンド活動再開。「もう40だしバンドやるしかないだろ、まだ20代だったら、実家継いだりできるけどよぉ」。沁みる。
元
SHADY DOLLSの大矢侑史。いちいち語尾に「イェー」って付けんのどうだろう。歌い方にしろ動きにしろずいぶんに「ロック」に酔ってるなあ。自分は酔えない人間なので、あれだけ酔えるのは尊敬するけど、キマジメさが透けて見えてしまって、ちょっと無理してんじゃないの、と思った。そういう所を微塵も感じさせない点で、やっぱり
永ちゃんはスゴイんだなあ。
んで、ピーズ。いつもどおりニューアルバム
[amzn]中心で、昔の曲からは、「どっかにいこー」
[amzn]と「クズんなってGO」
[amzn]。「どっかにいこー」はハルのメロディメーカーっぷりが発揮された名曲で、今をときめく
氣志團もGIGでカヴァーしている(氣志團の歌う「どっかにいこー」の音源は、どことは言いませんがどこかのページにありました)。
「クズんなってGO」 作詞・大木温之
黄色っぽい映画をみて
なんだかとても酔っている
バカバカしい 涙も出ない
まってたけれど こなっかたけど
それならそれで いい いい
朝んなってもう どうでもよかった
朝んなってもう 眠い
クズんなってGO ヤケんなるチャンス
クズんなってGO いそげ
うすべったい じいさんが
さっきから ずっと酔っている
めんどくさくて 酔っている
「黄色っぽい映画」って何の映画だろうと、ずっと気になっている。
新曲の「ギア」(仮題)は、サビに「♪アンチ グライダー アンチ グライダー♪」ってフレーズ。ニューアルバムのラストの曲が「グライダー」で、ライブでもよくラストに演奏する曲だが、もうそれに対するアンチソング作ってんだ。そういえば
三上寛にも「僕の『運』」
[amzn]って名曲をあえて否定する「虫の交尾」
[amzn]って曲がある。作っては壊し作っては壊し。難儀な道を進む音楽家たちにオラも付き合ってくんだ。
そして今日はもう1曲、初公開の新曲が!!! 「もう酒飲まねーって曲作ってたら、作りながらやっぱり飲んでた」と言うハルに、「それが言いたかったんだろー」とアビさんの突っ込み。新曲、今までになくハードな曲調で格好良い。新境地。歌詞は聞き取れなかったんだけど、2chの
スレには、鮪とか居酒屋のメニューを並べたような歌詞という書き込み
が。
「今日は年寄りばっかだから、オラ珍しく、ピチピチだぜぇ」とハル。もりくんなんてもう40歳だもの。
みんなそれぞれ生き延びて、それぞれ格好良い。
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2003年5月17日 CLUB24YOKOHAMA
JapanCircuit
JAPAN CIRCUIT vol.12-----------------------------------
rockin'on主催のライブ
「JAPAN CIRCUIT」vol.12。出演は演奏順に、
ハナレグミ(
永積タカシ)、BANKS(
小宮山雄飛ニュー・プロジェクト)、
Theピーズ、
曽我部恵一の4組。
夜勤明けだけれど一睡もできず。最近オークションで落札した
アランジアロンゾのTシャツ
「お、わるいわるい」を着て出かける。
わるものがおならして、
ウソツキに「Oops, sorry」って謝まってる図柄。今度からライブのときは、いつもこのTシャツを着ていくことにしよう。
ハナレグミは
SUPER BUTTER DOGのボーカル、永積タカシのソロプロジェクト
(*)。ギター1本、弾き語り。曲も詞も声も素晴らしい。
ポール・サイモン並というと言い過ぎだろうか。「家族の風景」という曲では、
斉藤由貴の名曲「家族の食卓」
[amzn]を思い起こした(のは自分一人?)。SUPER BUTTER DOGもハナレグミもまったく聴いたことなかったので、思いがけない収穫。アルバム買おう
[amzn]。
小泉今日子のニューアルバム
[amzn]や
富田ラボのアルバム
[amzn]にも参加しているようなので、それも聴いてみたい。
小宮山雄飛の新バンドBANKSは今日が初お目見え。まあ、とくにひねりもない普通のロック。
ホフディランがけっこう手ぇコマしてる系の音だったので、このストレートな音は意外。歌詞がほとんど聞き取れず。MCは「バンクス!」のみ。
ピーズがトリかと予想していたが、3番手がピーズ。いつもは大抵ラストに演奏する「とどめをハデにくれ」でいきなり盛り上がる。1曲目からダイブの人が頭上を通っていった。前のほうにいると人波に揉まれて、もうタイヘン。それでも前にいなけりゃ気がすまないのは、たぶん貧乏性だからだ。「ドロ舟」でまた盛り上がって、自分も合唱。「♪張り合ってよーか シカトしよーが ハッピーだろうが ウラもーが ルール違反のルールもねーし 一蓮托生ドロ航海♪」。
ピーズスレの「合唱やめれ迷惑」という書き込みを見ていたので、あんまり合唱はしないようにしていたのだが、やっぱ、ね。
トリは曽我部恵一。ピーズと曽我部だったら、曽我部がトリのほうが後味がいいと主催者が思ったのかもしれない。
サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズ最終作、『キャプテン・スーパー・マーケット』は、ラストがハッピーエンドとバッドエンドの二通りあった。曽我部トリだとハッピーエンド、ピーズがトリだとバッドエンドのほう。そんな感じ。
曽我部恵一というと、
あがた森魚監督『港のロキシー』のサントラ
[amzn]に収録の「たそがれる海の城」という曲で、曽我部恵一の歌声がものすごく良くて、「ああ、いい声だなあ」と最近聴いて感心していたのだが、生で聴くとそれほどでもなかった。サニーデイとか
キリンジとかって、ライブで聴くより音盤で聴くほうが良いんではないでしょうか。ナマ曽我部は筋肉ついてて長髪でヒゲもあって、なんだかムサくて、キラキラした詞のイメージと合わない。「やっぱあの話してる声がいいよねー」って女子が言っていたけど、この人、ライブよりトークショーのほうが客が集まるんではないか。それもオサレな女子ばかり。ピーズのハルがトークショーっつっても、イタイ女子しか集まんなそうでイヤだ。
最後にセッションでもあるかと思って期待したが、やっぱナシ。そりゃそうだ。曽我部とピーズじゃ水と油、陰と陽、まったく正反対だもん。自分も曽我部が歌うようなキラキラした青春をおくりたかった。そうすりゃもうちょっとマシんなれたかも。でもやっぱピーズ体質なんだ、もう変えられやしねー。
全体を通して、マターリした雰囲気のライブで、ピーズの盛り上がりだけ浮いていた印象。ピーズが終わって、曽我部目当ての客と入れ替わるとき、「まあ! おダイブされてますわ」「野蛮ですわ」「汗まみれ!!」とかって、白い目で見られているような気がしてしまった。
*「ソロ・プロジェクト」とか「一人ユニット」というのは、芸名とは違うのだろうか? ロックで芸名っていうとちょっとかっこ悪いので、プロジェクトとかユニットとか言うのだろうか?
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2003年4月10日 赤坂ブリッツ
L/L BASH
SHINJUKU LOFT 4TH ANNIVERSARY SHINJUKU L/L BASH VOL.2-----------------------------------
リキッドとロフトで同時開催、出入り自由。誰がどっちで演奏するかは当日発表。行ったり来たりしたくないなあ、と心配していたが……
なんだ、ずっとロフトにいればいいのか、楽でよかった。
ゆらゆら帝国は後ろのほうでマターリと観た。旬なバンドだけあって、客の飛び跳ねかたが凄い。水面を飛ぶトビウオ、あるいは、モグラ出まくりのモグラ叩きゲームのよう。MCは一切なし。クールに淡々と演奏。知らない曲が多かった。ニューアルバム『しびれ』
[amzn]『めまい』
[amzn]買わねば。こーいうタイプのライブは、曲を知らないと楽しみが半減してしまう。
怒髪天。増子兄ィのインタビューやエッセイは愛読していたが、肝心の音の方は聴いたことがなかった。ゆらゆら帝国と反対に、増子兄ィ、MCバリバリ、サービス満点。出だしから「ゆらゆら帝国も定刻に終わりまして」とダジャレで、一見の客も飽きさせない。楽しい楽しい。ロックって、調性を保っていなければいけない。アヴァンギャルドや現代音楽みたいに調性やルールを無視してめちゃくちゃやることはできない。やれる範囲でのヴァリエーションはほとんど出尽くしている。怒髪天だって、はっきり言って音的にはつまらない。でもロックの醍醐味は、音だけじゃない何か+アルファだ。つまりさ、やっぱり、
永ちゃんスピリッツは大事!! ってこと。怒髪天は音盤より圧倒的にライブがいいって、隣にいた、ちょっとかわい目の地味な女子(タイプ!!)も云ってました。新曲の「俺の敵は俺!!」。まさにそうだよなあ。ラスト、客へダイブしながら増子兄ィ、「あぶらだこ観てけよ!!」と絶叫。
なるほど。あと、
RISING SUN出演決定、「お前たちが来なけりゃ俺もいかねぇ」ですって。でも、あーいう野外フェスって、友達と連れ添ってさ、合同ハイクみたいにして行くのは楽しいだろうけど、自分はほとんど友達いないし、人といると被害妄想と疎外感に苛まれるので、いきません。スイマセン兄ィ。(だから
鴨川だよりさん、
それは誤解です!!
『ハチクロ』の感想は書き方がマズかったなぁ。もちろん学校にいい思い出なんて全くないです。皆無です)。
で、あぶらだこである。今回、イチバン楽しみにしていた。ミーハーだけど、やっぱりあぶらだことか
灰野敬二とかさ、有名な人たちは一度は観ておきたい。いつか子供が生まれて成長したとき、それくらいしか語れることがないよぅ。あぶらだこの音圧は凄かった。あんな変拍子なのに自然に体が動いて踊れるのも凄い。そして何より、直立不動で、焦点の定まらないちょっと怯えたような目で、奇声を発するボーカルの
長谷川裕倫が凄すぎる。奇声すぎて何を言ってるかわからない。まあ、もともと訳分からない歌詞なので、聞き取れたとしても同じく分からないんだけど。むかし
寿町フリーコンサートで
KIRIHITOを観たときも相当の衝撃だったが、あぶらだこも尋常じゃなく狂ってる。いや尋常に狂ってる? さて、ところで皆さん、百円ショップ
ダイソーで売っている、
『こっとん鉄丸』という異次元ファッションマンガを知っていますか?
J-oの日記跡地12月5日や
DEATHぷに8/1など、随所で話題になったので、知っている人は知っているでしょうが、まず、下の図版を見よ。
このマンガの世界では左側が正しい、イケてるファッションなのである。鉄丸のこの異次元アドバイス、ありえない。ところで、あぶらだこの人たちのファッションが、この鉄丸ファッションに近かった。
MAD3は休憩時間。
そんで、最後、トリはピーズ。ピーズだピーズ。いままでにないほどハルの声が出ていなかったけど、それをカバーするように、アビさんのギターが炸裂。声が出たって出なくたっていい。
立川談志は「
いとしこいしが出てれば、それだけでいい。これがファンってものじゃないかな」と云っている。同じように、ハルはただいればいい。調子悪くったって、衰えたって、ベース弾けなくなったって、ただ、いればいい。いればいいよ。
帰って寝たら、悪夢をみる。銃殺された。ライブで疲れて寝るといつも悪夢をみるのはなぜか。
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2003年4月29日 LIQUIDROOM & 新宿LOFT
URASUJI中毒
ピーズ ライブ@
URASUJI中毒
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出かける前に腹ごしらえと思ったら冷蔵庫になにもない。仕方なく駅前で
デフレ丼食って、ホームの自販機で
ヤクルト2つ買って新宿へ。靖国通り、東京大飯店横の鳥居をくぐってWIRE到着。こんな境内の中にクラブがあるのか。中に入ると適度に汚く適度に狭くていい雰囲気。若者が集ってゆらゆらするというクラブに初めてきちまったぜ。ハルも同じことを。再開後初演奏の曲は
「ザーメン」。「さあ濃い ほんとに濃い ためこんだザーメンぶっかけろ」って、お若い女のコたちが唄ってる姿は、親御さんにはみせられません。
ニューアルバムにも「月明かりでタマキンを絞れ」って歌詞があるが、30台後半(37か8か?)になってまだシモの歌詞を歌うってのは素晴らしい。「勃起することはやさしい。だが勃起し続けることは、精神に圧倒的な知性がなければできない」(©
四方田犬彦[bk1・amzn])
約40分の演奏。もう若くはねーので、小さいハコでこれくらいの長さが丁度いい。とくにクラブでやることもないので、ピーズ終わったらすぐ外へ。ヒッキー体質だからさ、あーいう空間って、手持ち無沙汰で苦手なんだ。ヤクルト飲んで帰って寝た。
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2003年4月5日 新宿 CLUB WIRE
ONE MAN'03
ONE MAN LIVE 2003
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2003年3月21日 SHIBUYA-AX
TODAY
YO-KING presents『TODAY』 出演*
YO-KING奥田民生theピーズ(オープニングアクト
detroit7)
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夜勤明けで爆眠するも、なんとか15時30分くらいに起きて、ライブだからコンタクトを入れて家を出た。
ハイロウズのライブで眼鏡が歪んでいらい、ライブんときはいつもコンタクトだ。志木から池袋へ、池袋からりんかい線直通の埼京線で東京テレポート駅まで一時間くらい。
ヴィーナスフォートとかいうショッピングモールの「KOBARA HETTA」というそのまんまの店名の店で「かつDON アンチョビのバターソースかけ」などという気色悪いものを食す。けっこううまかった。
開場より30分くらい遅れてzepp tokyoへ。こんな副都心にまでダフ屋がいた。会場はすごい人で「すごい人がいるなぁ」と呑気に感心していたら、いきなりピーズ!! うおー。なんとか前の方へ行こうとしたが、区切りの柵が多くてなかなか進めず。柵多すぎ!! 曲は「生きのばし」「どこへも帰らない」「底なし」「ブリロー」「無力」「ヒッピー」「サイナラ」「ゴーラン」「グライダー」「とどめをハデにくれ」。「ヒッピー」と「サイナラ」でYO-KINGがハープで参加。ピーズを観れるなんて夢のようだ。ハルは「幸せだ」と何度も言っていた。俺も幸せだ。幸せだからあっという間に時間が過ぎ、いつもの締めの「グライダー」。「ああ、『グライダー』ってことはもう終わりか」と思ったら、ドンドコドンドコとシンイチロウのドラムが。フェイントで「とどめをハデにくれ」 キタ ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━ !!!!! (とか書いてるから、どこかのページで
2chで書き込みしてるって言われるんだろうけど、してませんYO) 一緒に行った連れは
ユニコーンに青春を捧げたクチで、とくにピーズファンでないのだが、「ハルかっこいー。王子様に見えた」とトチ狂った。ずいぶん年くって貧乏くさい王子だが。
二番手、奥田民生。もっとゆったりしているのかと思ったら、思ったより激しい演奏。ピックを客席にいっぱい投げていた。
演奏合間に、隣にいた婦女子たちが金八再放送について話し合い。みんなみてるのだなあ。
YO-KINGバンドは、ベースに
フラワーカンパニーズのグレート前川、ドラムは元
チェンバロのデューク・アイプチ。グレート前川がホントに楽しそうにベースを弾いていて良かった。
ラストはハル、シンイチロウ、YO-KING、奥田民生による共演。古いロックの曲をそれぞれボーカルで三曲。ベーシックな教養ないので、曲名は分かりません。なぜかまた民生はピックをばらまいていた。いつもあんなにばらまくのだろうか。
そして、YO-KINGの名曲「人間はもう終わりだ」で締め。この面子で「人間はもう終わりだ」を聞くなんて、もうこの先一生なさそう。
「いつか死ぬ いつかゼッタイ死ぬ」なんて歌いながら、YO-KINGもハルも民生もそうそうくたばりそうもねえ。「人間はもう終わりだ」って、そう簡単に終わりはしねえ。「人生というものはダラダラと始まり、そしてズルズルと終わる」(
殿山泰司)。バカばっかやってだらだらだらだら続いてくんだ。ズルズル生きのばすんだ。そんでまあ、とりあえず労働しようぜ、死なねー程度に。
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2003年3月8日 zepp tokyo
fuzz maniax
fuzz maniax supported by smart
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出演は演奏順に、
the youth、
softball、
ストレイテナー、
WRENCH、
PEALOUT、そんでTheピーズ。
2ちゃんの
ピーズスレで「早めにいったほうがいい」とかなんとか書き込みがあったので、もしやトリでないのかも、と早めにいったら、やっぱりトリだったんで、あわてることはなかったのだった。着いたときはsoftballが終わるとこだった。ストレイテナーはドラムとギターの二人組み。ベースがいないぶんドラムの手数が多くてよかった。WRENCHは人力テクノか、おもしれえと思ったが、それは1曲目のみであとは普通だった。PEALOUTは悪くはないが同じようなバンドなら腐るほどいるし、歌詞が甘すぎる。しかも照れがない。んで、やっとピーズだ、ピーズ。負け組みばっか集まってっぞ。跳ねすぎて4曲目の「とどめをハデにくれ」でもうヘトヘト。おれももう若くはねーな。でもなんとか最後まで前のほうでがんばったー!!
ライブ帰りに、同居人のポケットから、ずっと探していたバイクの鍵が見つかった。ピース。
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2002年12月22日 SHIBUYA-AX
JUST A BEAT SHOW
JUST A BEAT SHOW vol.299
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2002年11月24日 原宿アストロホール
ROCK YOU LIVE
PIA Music Foundation presents
ROCK YOU LIVE Vol.3
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2002年11月5日 赤坂BLITZ
R.I.J. FES.
ROCK IN JAPAN FESTIVAL
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2002年8月10日 ひたちなか海浜公園
『Theピーズ』
『The ピーズ』-----------------------------------
1997年以来、活動停止していたピーズが、活動再開。生きててよかった。
スタジオにマイクを何本か立てて、ハル、アビ、シンイチロウ(from
the pillows 「やるんだったら俺やるからな。下手くそなドラム入れるようなら、俺が手伝うから俺を誘えよ!」(『BREaTH』vol.32)って、シンイチロウ、泣かせるね。)の出す音をそのまんま録ってるんだろう、多分。ほとんど加工していない、覚悟を決めた音。負け犬が地べたから見上げた青空。
ファンっていうか、オラ、単にかぶれてるから、もう、なんでも、なんでもいいんだ。死ぬまで付き合うんだ。聴きつづけるんだぜ。
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2003年2月発売 [amzn]
daitaiyaneeeee@soredemo.org
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