多木浩二
『雑学者の夢 (グーテンベルクの森)』
ISBN/ASIN: 4000269860 , 9784000269865
版元/サークル 岩波書店
出版年 2004-04-21
定価/頒価 1890円
デザイン
装画
本文イラスト
序章
第1部 記号と構造
第1章
記号論との出会い――ロラン・バルトを読む
写真のメッセージ/外示的意味と共示的意味/記号論への展望/移動の戦略
第2章
ソシュールの哲学
言語には差異しかない/言語は本来,社会的である/「構造」の概念を知る/ゼロになりうる記号/言語記号の恣意性/統合関係と連合関係
第3章
言語学者バンヴェニストの役割
言語の象徴能力/構造とは何か/記号から言説へ/人間は言葉を話すから主体である/フロイトの対話的言語/言語学者による無意識の定義
第4章
初期ベンヤミンの言語論
事物を名づける/事物の言語と人間の言語/世界に浸透する言語/「翻訳者の使命」
第2部 記憶と歴史
第1章
だれにでも埋もれている記憶――「1900年頃のベルリンの幼年時代」
生まれ故郷ベルリン/子供はシンボルの宝庫をつくる/時代遅れのもの/迷宮とその入口/記憶と未来/境界――ロッジア/動物園とティーアガルテン
第2章
書物を超えた書物――『パサージュ論』
案内人ヘッセル/図書館としての都市/「概要」=「パリ――19世紀の首都」の意味/細部への関心/「根源」と経済的な事実/「集団的夢」とは/商品の魔術/ボードレールの都市/ブランキと永劫回帰/『パサージュ論』の形式を考える
第3章
「考えられなかったこと」の重要さ――フーコーの歴史
「言説」に語らせる歴史/「まなざし,空間,死」/医学と人間科学/死の鏡に映る生命/もっとも具体的なるもの/世界としての散文
終章
auther多木浩二
publisher岩波書店 (2004-04)
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