序
宮武外骨 文化勲章に値する
小倉清三郎 性哲学者としての一人者
砂山岳紅 妻は親子地蔵となる
北野博美 性研究陰の元祖
花房四郎 この男あって北明あり
大曲駒村 弥次を生かした喜太
出口米吉 性神翻訳の紹介者
石川沈奇郎 狷介で一生を貫く
青山倭文二 影の薄い一代
村山槐多 無邪気な芸術家
岡田三面子 影の篤学博士
山本宣治 代議士山宣で通る
富士崎放江 女行脚の果ての記者
沢田五猫庵 女性に眼のなかった弁護士
平凡寺 ガラクタ宗の大本山
梅原北明 猥出版の横綱
羽塚隆成 二万円で世界一周
長尾桃郎 風俗出版の蒐集家
清水帰一 了仙寺のエロ本尊
実川延若 性交記録の保持者
天野華月 品川お台場築造者の孫
九十九豊勝 関西了仙寺を自任した
久保盛丸 田舎の大将
滝島金加乱 見ず天行脚
斎藤延 世界的ライブラリー
少雨荘桃哉 ひとりよがり
岩田準一 男色研究二十年
平井利一 陰毛研究三十年
侠妓小さん 悲願千人斬
本牧お浜 世界的な色餓鬼
湯浅真沙子 肉体謳歌の半世
中野の新駒 女性軍の指揮官