第1章 覚書
二つになる一つのもの(グルーヴとは何か?)
覚えていないことを思い出すために(レコードとは何か?)

第2章 作家たち
クリント・イーストウッド 世界最強の老人の鼻歌
坂本龍一 音楽の毒の構造化について
セルジュ・ゲンスブール 大衆芸術時代の英雄
菊地成孔 「90年代は、俺たちはずーっとリハだったわけ。」
ロベール・ブレッソン 『白夜』ボンクラどもにふさわしい音楽
村上春樹 正確に位置づけられた「屑」

大谷熊生日記抄

第3章 ジャズ史つれづれ
バンド・スタイルの変遷から見るジャズ史
ビル・エヴァンスの生涯と音楽ほか
フライング・ソーサーたちのバレエ
「戦前日本のジャズ文化」へむかって
複数形の日本ジャズ史

第4章 ライナー・ノーツ
セシル・テイラー『ALMEDA』 鍵盤上で散乱するステップ
シカゴ・アンダーグラウンド・トリオ『スロン』 危機、即時性、手元にあるもの
ジェイムス・ファーム『ジェイムス・ファーム』 モダンの曲り角の向こう側に
unbeltipo『Joujoushka』 クラウド化されたロック・ビート
南博GO THERE!『CELESTIAL INSIDE』 二十世紀の都市の記憶で出来た、二十一世紀の不眠への錬金薬
カーネーション『天国と地獄 20周年記念コレクターズ・エディション』 過剰すぎる名盤
大谷能生『「河岸忘日抄」より』

東京サーチ&デストロイ

第5章 MUSICS&BOOKS
MUSICS:
『大友良英ニュージャズクインテット・ライブ』
『カダフィーのテーマ』
『Touches&Velvets(Quiet Dreams)』
『Stayin' Alive / FAME / Pan American Beef Stake Art Federation 2』
『New York Hell Sonic Ballet(Live高音質配信)』
『Cafè Bleu Solid Bond』
私的加藤和彦 BEST5
「卒業写真」
『First Love』
「ホタル」
For headphone

BOOKS:
『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』
『日本フリー・ジャズ史』
『未見坂』
『アラン・ローマックス選集 アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求1934-1997』
『キャプテン・ビーフハート』
『Songs in the Key of Z』
『宇宙の柳、たましいの下着』
『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』
『奏でることの力』
『チャーリー・パーカーの芸術』
『引き裂かれた声 もうひとつの20世紀音楽史』
『音楽を聴く2』
『マイコンBASICマガジン』
「JAZZ NOTE2」
「カミサマ・ボール・ミックス」
「パリ=ペキン・サウンド・ラリー」
「レコード寄席覚え書き」シリーズ
『ex=music』

雑音は白く、死者は死んでいる

あとがき あるいは 仕様書