top  >  スガ秀実『小ブル急進主義批評宣言―90年代・文学・解読』
amazon: スガ秀実 - 小ブル急進主義批評宣言―90年代・文学・解読EAN13: 9784946515262

スガ秀実

『小ブル急進主義批評宣言―90年代・文学・解読』

 
ISBN/ASIN: 4946515267 , 9784946515262
版元/サークル 四谷ラウンド
出版年 1999-01-08
定価/頒価 1995円
デザイン 佐伯通昭
装画 
本文イラスト 
 
 
(I)文学論・状況論
われわれは、いかにして小ブル急進主義者となるか
「純文学」をもこえて
現代小説の布置―『永山則夫問題』の視角から
井戸さんのこと―「現代小説の布置」補遺
「喪失」の自明性―フェミニズムと文学
「メディア」が透明でなくなった時―ナショナリズムとジャーナリズム
その「許し」に安堵するのは誰か―加藤典洋『敗戦後論』批判

(II)作家論・思想家論
性の隠喩、その拒絶―中上健次の『紀州』以降
物語の重力の中で小説は如何にして生息するのか―中上健次『重力の都』を読む
異化するノイズ―中上健次『奇蹟』を読む
村上龍論―ボヘミアンからパルチザンへ
井上ひさしと天皇制―『紙屋町さくらホテル』をめぐって
小説を書かない小説家―作家ビートたけしの諸問題
ゾンビたちの永遠の「青春」―埴谷雄高を読むために
丸山真男という「呪物」―「戦後」を回避した戦後思想の首領

(III)文藝時評
「(最後の)小説」は冷戦後をどう生きるか―「サリン―オウム」事件と大江健三郎『燃えあがる緑の木』
ノイズは「生」を迷宮と化す―大西巨人『迷宮』
「女性作家」になる―金井美恵子『恋愛太平記』
小説にとって「歴史」とはなにか―船戸与一『蝦夷地別件』
私が「それ」である―村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
マイノリティーに「なる」こと―『中上健次発言集成』
「物質」としての小説を読む―島田雅彦『忘れられた帝国』
享楽と脱魔術化―見沢知廉『天皇ごっこ』
クイアーな「快楽」を求めて―日本的美学とフーコー
探偵小説は変貌する!?―奥泉光『「吾輩は猫である」殺人事件』
「国民国家」没後のアイロニー―司馬遼太郎の死

「あとがき」にかえて
小ブル急進主義批評とはなにか―その起源と現在
autherスガ秀実
publisher四谷ラウンド (1999-01)
design佐伯通昭
 
date2010 - 01 - 18
装丁: 佐伯通昭
memo
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