『群像 2009-05』
ISBN/ASIN: B0020Y2HSM , 4910032010594
版元/サークル 講談社
出版年 2009-05-01
定価/頒価 1200円
デザイン 祖父江慎
装画 石川直樹(写真)
本文イラスト
諏訪哲史「ロンバルディア遠景」
・第三回大江健三郎賞受賞作発表
受賞作 安藤礼二『光の曼荼羅 日本文学論』
大江健三郎「『光の曼陀羅』の批評家」
・新鋭15人短篇競作
「絵画」磯崎憲一郎
「夏草無言電話」牧田真有子
「約束の夜に」松尾依子
「電気室のフラマリオン」間宮緑
「声の植物」谷崎由依
「マックス・ケース」深津望
「うそ」樫崎茜
「スパークした」最果タヒ
「しずえと岸朗」雪舟えま
「アーノルド」松波太郎
「台詞」原田ひ香
「ひとりごっこ」小林里々子
「猫たちのポスト・フォーディズム時代」宇野常寛
「ちびっこ広場」藤野可織
「緒方くん」片川優子
・海外文学最前線
スペイン語圏「新たなリアリズムの創出に向けて」木村榮一
イタリア「イタリア文学のいま――「半島」と「世界」のあいだで」和田忠彦
フランス語圏「新しい小説は、現実に働きかける」野崎歓
ドイツ「「歴史」と「記憶」――多様な書き手とともに」松永美穂
イギリスおよび英語圏「前線消滅後の光景」武田将明
ロシア・東欧「未発見の大陸か、未来のワンダーランドか」沼野充義
アメリカ合衆国「ポップ・文学・ラブリー」都甲幸治
中国「隠喩的な言語空間において「現代」と「歴史」を疑う」林少陽
韓国「歴史と他者のはざまで」渡辺直紀
〈変愛小説集Ⅱ〔5〕〉
「マネキン」ポール・グレノン 岸本佐知子(訳)
・連載小説
「地上生活者 第四部〔9〕」李恢成
「ピストルズ〔27〕」阿部和重
・連載評論
「〈世界史〉の哲学〔3〕」大澤真幸
「異邦の香り――ネルヴァル『東方紀行』論〔6〕」野崎歓
「東と西――横光利一の旅愁〔10〕」関川夏央
「『純粋理性批判』を噛み砕く〔14〕」中島義道
・連載
「「生」の日ばかり〔4〕」秋山駿
「映画時評〔5〕」蓮實重彦
「背中の記憶〔10〕」長島有里枝
「巨人伝説〔10〕」野口武彦
・随筆
「おん尉どのの犬」石牟礼道子
「土地の空気、死者との距離」大島孝雄
「ツイてない奴の逆を行くのか?」佐藤憲胤
・コラム
「血縁という腐れ縁」加藤幸子
「ミジピンの価値」中山智幸
「砂糖が浜」十文字実香
・書評
「神よ、仏よ、大動脈瘤」小池昌代(『あなたと共に逝きましょう』村田喜代子)
「試」福永信(『ボルドーの義兄』多和田葉子)
「ワ・タ・シ……」赤染晶子(『舞い落ちる村』谷崎由依)
「プレカリアートの文化史」青木純一(『プレカリアートの憂鬱』雨宮処凜)
「くりかえしくりかえす」岡崎祥久(『墜ちてゆく男』ドン・デリーロ著 上岡伸雄訳)
・創作合評
稲葉真弓 + 苅部直 + 伊藤氏貴
「淫震度8」木下古栗(群像2009年4月号)
「少女煙草」赤染晶子(文學界2009年4月号)
「週末の葬儀」田中慎弥(新潮2009年4月号)
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publisher講談社 (2009-05)
design祖父江慎
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