序章 たったひとりのクレオール―はじまりの問い

第1章 インテグレーション再考
インテグレーションの現状と課題
難聴児の自己形成方略―インテグレーションの「成功例」とは何だったのか
聾学校の在籍生徒数はなぜ減ったのか?
混迷と転換の季節の中で―変わることと変わらないこと

第2章 学習論
聞こえない子どもたちは何のために勉強するのか
聴覚障害児の学習とことば
難聴児の学力について―その前提認識

第3章 障害認識論
障害「受容」から障害「認識」へ
聴覚障害児教育における障害認識とアイデンティティ
ありのままの感情から深い理解へ―お母さんへのメッセージ
彼らのいる場所―難聴児と読書

第4章 リテラシー論
リテラシー問題を議論する際の前提条件
聴覚障害児教育における言語観と学力問題

終章 障害認識論とヒルバーグ的立場―どうして私たちはそんなことをしたのでしょう