第107巻第4号

編集兼発行者: 矢野優

「リア家の人々」橋本治
「ふける」藤谷治
「刺青」エヴゲーニイ・グリシコヴェツ、沼野恭子(訳・解説)
「仔犬」ラージェンドラ・ヤーダヴ
「ニーム」高樹のぶ子
「どこから見るか=インドSIA」高樹のぶ子

「空に梯子 (3)」角田光代
「マザーズ (4)」金原ひとみ
「フィルムノワール」黒色影片 (4)」矢作俊彦
「慈雨の音 (8)」宮本輝
「還れぬ家 (13)」佐伯一麦
「ネバーランド (14)」藤野千夜
「幸福の森 (28)」加賀乙彦

「批評と殺生――北大路魯山人」大澤信亮
「サリンジャーが死んだ」佐藤友哉

「島尾敏雄終戦後日記 (9) 昭和23年1月13日―12月31日」
「生き延びるためのアメリカ文学 (26)」都甲幸治
「サラエボの幼年時代――アレクサンダル「ヘモン『愛と困難』
「見えない音、聴こえない絵 (74)」大竹伸朗

「詩が歩いてゆく」管啓次郎
「初恋を手術した日」村田沙耶香
「どんぶりなかのジュラ紀」藤野可織

「前田塁『紙の本が亡びるとき?』」円城塔
「桐野夏生『ナニカアル』」野崎歓
「橋本治『橋』」蜂飼耳
「平出隆『鳥を探しに』」日和聡子
「山崎ナオコーラ『この世は二人組ではできあがらない』」古谷利裕

「随想 (15)」蓮實重彦
「屋根裏プラハ (8)」田中長徳
「明治の表象空間 (43)」松浦寿輝